●小倉勉監督（大宮）：
「前半の立ち上がりはこちらのペースだったが、後半に２失点してしまった。チャンスのあるときに、前半もそうですが、しっかり決めないとこういう試合になるという典型的な試合だった。得点を取れない重みというのは、失点の重みと同じだと常に選手には話しているが、その重みを選手たちに感じてほしいと思う試合だった」

Q：良い攻撃はできていても、なかなか決定的なところまで行ってなかったと思うが？
「チャンスはあったにせよ、決定的なところまで行かなかったというのはそうかもしれないが、シュートチャンスはあったし、ウチの良さでもある決定力というのが今日は欠けていた。チャンスの数の割には得点が取れなかったというのが感想です」

Q：目標の勝点５３に対して、残り８試合で達成するためには何が必要でしょうか？
「残り勝点１４は、取れない数字ではないが、取れる数字でもない。それに向かってやるというよりも、現状では１試合１試合進めていくしかない。一番良いのはまず１試合勝つことだが、そのトータルがどこまで積み上るかというのが今の大宮の課題だし、僕らがどういう順位で終わるかによってまた目標が出ると思うので、それに向かってベストを尽くすということです」

Q：青木選手の状況と、高橋選手と和田選手のダブルボランチの評価は？
「青木は肉離れ気味のケガで、今日は出せませんでした。また診断が下ったら詳しい話ができると思います。ボランチの２人は、サッカーは全員でやるものなので、またビデオで全体を見てみないと何とも言えないが、初めて公式戦で組んだ割には一所懸命やっていたと思う。２人はヴェルディ時代からのチームメイトですが、ボランチで２人並ぶというのはなかなかなくて、今回急きょ並べてみたが、出来としては、試合に負けているから良いとは言えないが、悪いということもなかったと思います」

以上