●影山雅永監督（岡山）：
「まず台風も来ている中、これだけの雨と風の中で7300人が、最後は押し込まれたんですが、そういった中で、選手たちの諦めない気持ち、勝つためにというところで後押しをしてもらったことを感謝申し上げたいと思います。
ゲームは予想していたとおり激しいゲームになりました。お互いにお互いの戦い方の特徴をわかっていて、それを抑えつつ、どう点を取りに行くかというところの戦い合いになったんですが、最後の最後まで必死に、本気の戦いをやった上で、我々の方がちょっとだけ必死さで上回れたのかなと思います。こういう試合が残り９試合続きますので、９試合と考えずに今日のように１つ１つ、最後まで諦めない、ぎりぎりのゲームをものに出来るよう、しっかり準備をして、しっかり最後の笛が鳴るまで戦い続けていければと思います」

Ｑ：松本のＣＫからピンチを招いたが、90分間での対応の難しさについて。
「まずＣＫにしてしまうことが多かった、相手に与えてしまったことがひとつの反省点かもしれません。というのも松本はセットプレーから得点を３割近く挙げているというのはわかっていることで、そこに力を掛けて練習していることは我々もどこのチームもわかっていることですよね。だからといってどんな手を打ってくるのかはわからないので、その中での対応力が求められたと思います。失点したところは日本代表を見ているようでしたが、対応していたんですが残念ながら相手に上回られた。それ以外のところ、際どいシーンは作られましたが、最後の最後、ゴールを割らせないというところで選手が集中力を保ってくれたと思います」

Ｑ：今日の試合のポイントとして挙げられていた「切り替えの部分」で、特に１点目について。
「押谷祐樹がボールをなくさずにしっかりと運んだところ。その押谷を信じて石原崇兆ともう１人が前に走った。今日の試合はそこになる、ということもトレーニングでやってましたし、そういったところを信じた結果が得点になったと思います」

Ｑ：今日のＦＷの組み合わせについて。
「ピッチの上でそれぞれに持ち味を攻守にわたって出してくれたんじゃないかなと思います。松本に対しての３トップではなく、僕は１週間のトレーニングの中でゲームに向かってコンディションのいい選手を組み合わせていくので、しっかり準備したものを出してくれたと思います」

Ｑ：押谷祐樹選手が非常に良かった印象です。
「おっしゃるとおりでコンディションが上がっている部分、それから残り10試合で、今までよりもさらに、うちのチームで守備の時にやるべきこと、攻撃の時にやるべきこと、チームにどう貢献するかが、彼の中でクリアになってきているのかもしれませんね。トレーニングでもゲームでもコンディションよくやってくれているので、いいコンディションだと思います」

Ｑ：残り９試合にもっとも必要なものは。
「今日のように戦いきれるかどうか、だと思いますね。全部の試合が、今日のような試合だと思います。ゲーム数が少なくなってくれば、チーム状況がさらにクリアになってしまうのか、瀬戸際のゲームが続きますので。１つ１つのゲーム、90分間集中を保てるか、最後まで戦いきれるか、そういうメンタリティが一番大事になってくると思います」

Ｑ：100試合目を勝利で飾れたことについて。
「我々は100年続くクラブというスローガンでやっています。100試合という節目にいられること、そしてその試合に勝てたことをうれしく思います。今日が初めてだと思うんですけど、入場の前に選手がプレゼントを投げ入れて、それをサポーターの皆さんがキャッチしようとしていて、スタンドと選手の一体感が出たり、というイベントがあって、そういうゲームで勝利できたことは素直にうれしいですね」

以上