●トニーニョセレーゾ監督(鹿島):
「こんばんは。スコアを見ればあまり言うことはないと思います」
Q:これでアウェイで7連敗になると思いますが、ホームで強いのにアウェイで勝てないこの差はどこにあるのでしょうか?
「僕らのチームだけではなく、全チームに言えることだと思います。大半のチームはホームで勝ってアウェイで引き分けたり勝ったり負けたりしていると思います。(鹿島は)アウェイで(もう)2勝か3勝していればおそらく首位にいる。(これは)他のチームでも起きている現象だと思います。我々が引き分けても負けても他のクラブも同じような状況になっていて、(今日の)試合の始まる前は我々は優勝するチャンスがあって、同じように我々よりも順位が下のチームも混戦になる不思議な状況が順位に置いて起こっていると思います。確かにホームのほうが安定したパフォーマンスを前後半見せられるが、アウェイは今までは後半が不安定でパワーダウンするのだが、今日は前半でそういう状況になった。失点はボールを上げられて3回も失点することはあってはいけないことで責任の無さ、薄さを表している。サイドからボールが来たら最低限、体をぶつけて難しくすることをやらないといけない。それができていないことで残念な気持ちになる。相手のやり方、プランは明確で、全員が献身的にチームのために戦う。やることはペナルティエリアの前で5枚、4枚、1枚と言う形をとってやっている。そいう選手がピッチの中で『こうやる』と腹をくくってやっているわけで、それは素晴らしいことであって3失点したからといって単純に我々の不注意だけではなくて、相手のメリットもあって、移籍ウィンドウが開いている時に補強することができた。外国籍選手枠を使ってポイントとなる補強をして前期よりも補強で変わったチームになったことは明確。相手はやるべきことを全員でやろうとしたことが、その姿勢が違いとして現れたと思います。
今までアウェイだと後半にパワーダウンして失点することがあったが、今日は今までにないことが起きた。前半に3失点した。ただ、前半で3失点したということは相手は45分で3点取ったのであって、我々も後半の45分間の時間があったので慌てずにやればよかった。もうひとつ、交代枠。交代で出た選手が少しでも流れを変えたり、息を吹き返す力にならないといけないが、今日は変化をもたらせることができなかった。交代が終わったところで前に蹴ってしまうサッカーになって、技術の高いチームがそんなサッカーをやるべきではないし、僕はその部分に非常に失望した。
相手が守備を固めたとしても落ち着いてボールをつなぐ、サイドチェンジをする、揺さぶってできるギャップや穴を使ってクロスを上げるなどの崩しをやらないといけない。今シーズンの中で一番ひどい試合。チームとしても個人としても一番悪いパフォーマンス。サッカーは限度があって、2人に対して8人は頑張れるが、4人に対して6人が頑張れと言っても限度がある。
甲府の皆さんにはおめでとうと言いたい」
以上
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