徳島を迎え、先日8日に行われた天皇杯2回戦。延長戦の末PKとなったが、これを制した熊本は三回戦進出が決定。10月14日(月)に、2008年以来5年ぶりに広島と対戦することとなった。
この試合では、リーグ戦でなかなか出場機会を得られなかった選手たちが躍動した。養父雄仁がチームを救う同点ゴールを決め、また公式戦デビューとなったGK畑実がファインセーブを見せてPKも1本ストップする等活躍。畑は「自分がヒーローになろうと思って」PK戦に臨んだと言い、養父も「(試合に出られず)悔しい思いをピッチに出すつもりで」プレーしたと試合後に振り返った。
畑はこう言う。
「自信がついたってこともあるけど、それよりもあの試合では課題も出たので、それをもっと突き詰めていかないといけないなと意識して練習しています。出るのか出ないのか、つなぐのか蹴るのか、試合の中でどの判断をするのがベストなのかもっと考えないといけないし。ハイボールだけでなくて、DFラインの裏に長いボールが出てきた時のケアも含めて守備範囲をもっと広げないといけない。キックの精度ももっと高めたいです。(南)雄太さんからは細かいことは無かったけど『良かった』って声をかけてもらいました。でも加藤さん(GKコーチ)からは、『これからが大事』だって言われましたね。『今までやってきたことがあの試合で出たんだから、次にゲームに出る時にも同じようなプレーができるように続けていかないと』って。僕らみたいにリーグ戦でなかなか出られなかった選手が出て勝てたことは、チーム全体にとっていい刺激になっていると思います」
14日の練習後、ロッカーへ引き上げる途中には心なしか今までよりも多くのサポーターに囲まれ、差し入れとして渡される飲み物も今までより若干増えた様子。「今だけかもしれないですよ」と笑っていたが、畑が言うように、こうしてシーズン終盤に来てまた新たな選手が結果を出すことは、間違いなくチームにとって刺激になる。
東京Vを迎える33節に向けて、先発出場の可能性がある養父は、試合についてひとしきり話したあとにも、付け加えた。
「出られずに悔しい思いをした時間が長いから、その気持ちをぶつけたい。同じ思いの選手もいるから、そういう選手の分まで頑張りたい」
残り10試合プラス天皇杯、チームとして1つになれるかが問われる。
以上
2013.09.14 Reported by 井芹貴志
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