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【第93回天皇杯 2回戦 横浜FM vs 八戸】プレビュー:『J1首位』と『東北社会人1部・首位』が激突。2連敗中の横浜FMは負のムードを一掃できるか?(13.09.10)

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ヤマザキナビスコカップ準決勝で先週土曜日に試合のあった横浜F・マリノスが、一足遅れて天皇杯のスタートを切る。
対戦相手は、横浜FMから見たら3つカテゴリーが下の“J4”に相当する東北社会人リーグ1部のヴァンラーレ八戸FCだ。この試合の勝者が、9月7日にアビスパ福岡を5−1で下した栃木SCと3回戦で激突することが決まっている。

横浜FMが天皇杯2回戦を迎える前のシチュエーションは、昨年度の大会と似ている。昨年は、8月25日のセレッソ大阪戦に0−2、9月1日のF東京戦で1−3とリーグ戦でアウェイ連敗を喫したあとに、天皇杯2回戦でJFL所属のY.S.C.C.と対戦。順当に横浜FMが勝ったわけだが、スコア的には4−2(前半1−0)と意外と接戦を演じられてしまった。
そして、今年もここまでアウェイ戦2連敗中。8月31日の前節・大宮アルディージャ戦に0−1、リーグ戦ではないが先の柏戦で0−4と敵地で2つ黒星が続く。特に7日の柏戦は、ショッキングな大敗だっただけに、メンタル的な傷はまだ完全に癒えていないかもしれない。横浜FMとしては、ここで景気よく大勝し、負の雰囲気を一掃したいところである。

片や八戸は、そんな横浜FMのメンタルの隙を突き、昨年のY.S.C.C.のようなゴールという“爪痕”を残したい。さらにジャイアントキリング達成への意欲をもって、ニッパツ三ツ沢球技場に乗り込むに違いない。
さて、今大会1回戦で、桐蔭横浜大学を1−0(シュート数16−2)で下した八戸とはどんなチームなのか。簡単ではあるが触れよう。現在の主戦場、東北社会人リーグ1部では4試合を残して首位に立つ。ここまで14試合で残した得失点の数字は、得点53、失点6。得点は全10チーム中3位だが、失点はリーグ最少。単純に推測するにディフェンスに趣を置くチームだと言えるだろう。

注目したい選手は2人いる。一人はキャプテンであり、背番号10を背負う28歳のMF新井山祥智。キャリア的には八戸大学出身で、Jリーグ経験はない。ただし、「八戸の象徴」とも言える選手で、プレースタイルを例えるとすれば、スケール感は別にしてガンバ大阪の遠藤保仁のよう。視野が広く、柔軟性のある的確なパスで攻撃を組み立てる。
もう一人は、U−18日本代表経験もあるFW佐々木絢也。横浜FMの兵藤慎剛と同じ早稲田大学出身で、学年は兵藤よりも4つ下になる。彼もJの舞台に立ったことはないが、スピードを基盤としたアタッカーとして攻撃陣をリード。昨年の天皇杯・県大会決勝では、後半アディショナルタイムに決勝点となるミドルを決めるなど、一発も持っている。新井山と佐々木の2人が、現在のJ1首位チームを慌てさせることができるだろうか。

横浜FMは、今週末の14日、C大阪戦を控えていることを考慮し、先発の顔ぶれを変える可能性があるだろう。またリーグ終盤を迎えるにあたって、選手層を厚くしたいところ。スタメンに抜擢された“新顔”たちには、格下だろうと猛勇な姿勢が求められる。

以上

2013.09.10 Reported by 小林智明(インサイド)
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