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【第93回天皇杯 2回戦 松本 vs 群馬】反町康治監督(松本)記者会見コメント(13.09.07)

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●反町康治監督(松本):

「これから天皇杯は120分やろうと思っています。私も監督経験は長いですけど、1人少なくて延長で逆転したというのは、ないかもしれないですね。

今日は本当によくやったと思います。少し小松(憲太)は正直言うとかわいそうでしたけどね。ただ悪かったのは小松と私であって、早い時間帯で1枚貰ったのでハーフタイムで代えようと思ったんですが、言い方が悪いですけどスペアがいなかったので。少し悩んだ結果がこういう形になってしまったと。岩上(祐三)も同じように貰っていたので、それもあって彼は代えたというのはありますけどね。
途中から出た選手が活躍してくれるのは私にとっては嬉しいことですし、昨年にはあまり無かったことなんですよね。そう考えると、少しずつ選手層が厚くなってきたのと同時に、向こうも派手にメンバーを落としてきた。我々は落としたとは思っていませんが、結局出ていない選手の体力的な部分がどうかということが大事であって、それをお互いに比較的に見た場合、明らかに我々の方が上だったなと。つまりサッカーは11人だけでやるわけではなく、チーム全員でトレーニングして、全員で鍛えていくことが必要だと実感させられたゲームでもありました。
今週は2日休んで少しリフレッシュして、リーグ戦もこれから佳境に入ってきて大変なゲームが増えてきますけど、今日みたいな試合はある意味自信になったと思いますので、この力をよりパワーアップして出せるように、残り10試合+天皇杯をやっていきたいと思います」

Q:群馬のメンバーを見てどう思いましたか?

「特に混乱はなかったですよね。お互いにリーグの立ち位置が少し違うので、我々はより層を厚くするようにと、シーズン始まってから3000分超えている選手は休ませようと思っていたので、その結果がこういうチーム構成になったと。別に迷いはないし、やることは向こうも変わらない。実際やってみてもそうだったですね。ただ、ダニエル・ロビーニョはもう中盤に顔を出さずに前に張っている状態だったので、ある意味予想通りだったですね。逆に言うと、残ることによって我々にとっては脅威になったということはありましたね。カウンターのパワーであるとか」

Q:延長戦でも松本の選手は足が止まらなかったように見えましたが、手応えはありましたか?
「まず点数で数値として出たのは嬉しいですよね。同時にうちは10人ですからより走らされているわけで、そう考えると顕著だったと思います。そういうトレーニングをしてきたわけですから。
得点の場面も、(飯尾)竜太朗が横山(翔平)にフィジカルで勝って、ボールを奪い返して、また奪われて、多分犬飼(智也)がボールに行ったと思いますが、あれはポジショニング良くなくて、あれを通されていたら、群馬が勝利インタビューを受けていたと思うんですが、そこで塩沢(勝吾)が強さを見せたわけですよね。我々らしい勝ち方だったと思います。延長というのは今年は未知で、どうしても体は90分で覚えているので、そこからは精神的な強さと肉体的な強さを表現するしかないんですよ。途中から入ってきた鐡戸(裕史)もそこを良く理解して、ダブルボランチがサイドに張られて、展開されたときは鐡戸がそこをしっかり埋めてくれましたし、それが我々の強みだと思いますね。精神的、肉体的な強さと戦術理解度。そこの強さは30分でも表現出来たんじゃないでしょうか」

Q:選手層の厚さという部分で、残りリーグ戦への収穫はありましたか?
「リーグ戦も最後の方になると、警告リーチの選手も出てくるわけですが、うちはまだリーチで累積でというのはまだいないんですよね。リーチはいますけど。これが残り10試合になってもそういう状態というのは喜ばしいことだと思いますね。ただし、いつか貰っても代わりの選手が全く同じクオリティを出せる、或いはそれ以上の力を出せるように努力してやっているつもりなので、そこを今日少し見てみたかったんですよね。だから(岩沼)俊介とか飯田(真輝)は試合に出さなかったんですけど。
結局、何人か大卒高卒の選手が入ってきました。今日は和田(達也)はチャンスなかったですけど、蔵田(岬平)は少ない時間のチャンスで、問題はあるにしても少なからず手応えは掴んだと思うんですよ。それを掴むのは、いい加減にトレーニングしてそんな結果は出せないんですよ。これは僕の経験上というかサッカー界の常識と言ってもいいかもしれないですけど、蔵田とか和田は人一倍努力してきたと。それに尽きるんですよ。最初に彼らに言ったんですけど、どこの学校出身とか日の丸つけたとか全く関係ないんです。そういうのにとらわれている選手がまだいるんですよ、残念ながら。和田は一生懸命やってメキメキ力をつけていますよ。大学1年生で考えた場合、力をつけていると僕は思っていますよ。蔵田も(出身の)関西国際大学は関西の2部ですからね。でも他の有名大学出身で期待されていた選手たちよりも努力した結果、足りない部分は多いですが自分の課題もしっかり見つけたことが、この得点に集中しているわけです。我々指導者はそこを絶対に見過ごすわけにはいかないんでね。ただ、これも弱肉強食なので鼻を高くするのではなく、これからも足元をしっかり見つめて、より頑張って欲しい。そうなれば選手層が厚くなってきて、選択肢が増えてくるというありがたい結果になりますよ」

Q:逆に10人で120分戦ったことで、リーグ戦への影響は考えられますか?
「肉体的にかなりきつかったですけど、ちょうどいいことに土曜日開催なので2日間休みに出来ます。これが1日なら回復出来ないかも知れませんが、来週は上手くマネジメント出来るんじゃないでしょうか。これからデーゲームなので暑さのなかでの戦いとなります。昨年9月のデーゲームの横浜FC戦を思い出して欲しいんですが、そこでしっかり戦えることが出来るかがこれからポイントとなりますので、ある意味収穫、自信になったと思います。みんな、エルシオ(フィジカルコーチ)に感謝しないといけないですよ」

Q:監督のなかで、天皇杯の位置づけとは?
「同じカテゴリーの相手と試合出来て良かったですよ。これが何年か前の松本の立場のチームと試合をするのは非常に難しいじゃないですか。だから、今日のゲームは今後に繋がる大事なゲームだったかなと思います。当然天皇杯も行けるところまで行きたいと思います。ただ決勝まで行ってしまうと来年に響くのでクリスマス前くらいに終われればいいかなと(笑)。クリスマスは家族と一緒にゆっくりしたいですね。ハワイにでも行こうかなと思っています(苦笑)」

以上
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