8月29日、社団法人松本市歯科医師会の歯科医師・歯科衛生士の皆さんによる歯科検診が行われた。松本市歯科医師会は2010年にもスポーツ用のマウスガードを送った経験があるが、今回は所属全選手の虫歯・歯周病・噛み合わせ・顎関節などをプロの目でくまなく検診した。
スポーツ選手が優れたパフォーマンスを発揮するために欠かせないのは歯だ。ボクシングのような格闘技や接触プレーの多いラグビーの選手がマウスガードをはめて試合に臨むのも、口内の怪我を防ぐということはもちろん、食いしばりなどで身体のバランスなどに影響が出るからだと言う。サッカーも接触プレーや瞬間の動きなど歯に力を入れる場面は多い。歯や顎、口内の健康を保つことは勝利への第一歩だ。
「スポーツ選手は噛む力が強いため、歯が磨耗、磨り減って、ぐらつく場合もあります。そのためにも口内のケアが大切になります」と松本市歯科医師会の竹淵哲会長が語れば、反町康治監督も、「歯に問題があると、怪我にも少なからず影響が出る。例えばブラジルのクラブは歯科検診を必ずやっているし、豊田(陽平)もマウスガードをはめてプレーしている」と話す。歯が命なのは、芸能人だけでもなくサッカー選手も同じようだ。検診後には竹淵会長から反町監督へ、外的要因により歯が損傷した際に使用する保存液が提供された。歯科医の皆さんからの温かい心に、日頃から歯に衣着せぬ物言いの指揮官も勇気を得たことは間違いない。この先、G大阪や神戸など強敵との試合が待つ。自動昇格へ向けて他チームのことは歯牙にもかけていないかもしれないが、前半戦対戦時は歯がゆい思いをさせられた歯が立たない対戦相手に今度こそ『目には目を、歯に歯を』でやり返し、切歯扼腕させられれば最高。是非ともサポーターの皆さんに白い歯を見せたいところだ。
ここで歯科医さんからのアドバイス。プレー中の接触などで歯が抜け落ちることは、プロ・アマ問わずスポーツの場では起こりがちです。しかし、抜け落ちてから30分〜最悪1時間程度であれば、抜けた歯を戻して固定することで、再度くっつく場合があるそうです。そのような状況では急いで近くの歯医者さんへ。また、落ちた歯はどうしても水道水でゴシゴシと洗いがちですが、浸透圧と水道水に含まれている塩素の関係から、水洗いはさっと砂などの汚れを取り除くだけにして、極力口内と同じ環境を保つことが重要とのこと。最適なのは上記の保存液。それがなければ飲み込まないように気をつけながら、口内に含んで運ぶのもあり。また牛乳アレルギーでなければ牛乳に入れて運ぶのもひとつの方法とのことです。いずれにしても脱落歯は洗いすぎず(血がついているくらいで良い)、また乾燥させることなく持ってきてほしいとのこと(ティッシュペーパーなどには包まないでください)。大人も子供も関係なく、迅速な通院と適切な処置で、効果的な治療が可能になるそうです。
以上
2013.09.04 Reported by 多岐太宿
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