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【J1:第14節 磐田 vs C大阪】レポート:磐田、関塚体制初勝利ならず。互いに譲らず、勝点1を分け合った。(13.07.07)

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C大阪・レヴィー クルピ監督は「ジュビロさんは中断前に低迷していたこと、そして、監督を代えて臨んだ初戦ということで非常にモチベーションが高かった」と試合を振り返った。挽回に燃える17位・磐田の勢いは序盤から強烈なものがあった。しかし、それに粘り強く対応したC大阪のしたたかさも光る試合となった。

磐田・関塚隆新監督は新布陣[4-2-3-1]でこの試合に臨んだ。7月2日に全体練習に合流したばかりの日本代表・前田遼一、伊野波雅彦を先発起用し、CBを本職とする藤田義明をボランチで起用する独自色も見せた。対するC大阪は浦和と戦ったヤマザキナビスコカップ準々決勝の第2戦(6月30日)と同じ[4-2-3-1]、同じメンバーで臨んだ。

チケットは完売。ホームの大歓声に後押しされた磐田は序盤から躍動感溢れるプレーを見せる。この試合、両チーム通じて最初の決定機は7分の磐田。ボランチの藤田が中盤からドリブルで持ち上がり、左サイドへ展開。これを受けた山田大記のクロスに前田が飛び込んだが、ボールに触ることができず。さらには10分には駒野友一が敵陣左サイドの角度のないところから直接FKを狙ったが、C大阪・キム ジンヒョンに防がれた。

試合開始から15分ほどでようやくテンポが落ち着き、その後は「一進一退の戦い」(関塚監督)に。35分には再び山田の左サイドからのクロスに前田が飛び込んだが、シュートは枠の外。前半C大阪に許したシュートは2本のみと優位に試合を進めたものの、決定力に欠き、0-0で前半を折り返すことになった。

後半は壮絶な点の取り合いとなった。スコアが動いたのは58分。2列目の左サイドで先発した南野拓実が敵陣左サイドからドリブルで切れ込み、右足を一閃。これが対面した駒野に当たり、コースが変わってゴールに吸い込まれた。桜の背番号13にとってこれが嬉しいリーグ初ゴール。「ずっと自分の中で(ゴ−ルが)欲しかったので、狙っていた。どんな形でもゴールしたかったので、決まってよかった」と笑顔を見せた。

後半はこの1点で一気にヒートアップ。以後、立て続けに3つのゴールが生まれた。
まずは磐田の電光石火の2得点。60分、敵陣右サイドでボールを持った小林裕紀のパスを山田がヒールで流し、前田が左足でゴール。「(山田)大記がいいパスを出してくれたおかげ。いい時間帯に得点できた」(前田)。ゴール前でボールがスピーディーに動き、最後は「動いてくれるかわからずに出したが、(パスを)感じて動いてくれた」という背番号10のヒールパスで相手守備網を突破した。エースの今季3点目で勢いに乗った磐田は続く61分にゴール前の混戦から最後は山田が右足で押し込み、勝ち越し。C大阪・扇原貴宏のパスミスを見逃さず、ボールを奪い、再び右サイドから相手を崩した。

しかし、C大阪が逆転に沸くヤマハスタジアムを沈黙させる。71分、右サイドのクロスをファーサイドの柿谷曜一朗が頭で折り返し、ゴール前のエジノが左足でゴール。「相手のサイドバック(駒野)のオーバーラップにかなり注意を払ったところもあったので、闇雲に攻め上がるというよりもいいチャンスが来た時に一気に行こうという気持ちでいた」(エジノ)。守備に追われる時間帯もあったが、ブラジル人FWが勝負所できっちりと仕事を果たし、スコアは2-2に。終盤に磐田・山崎亮平に決定機を作られたが、何とか踏ん張り、アウェイで勝点1を獲得。リーグ戦の連勝は『2』で止まったが、リーグ戦の負けなしは『8』に伸びた。

対する磐田は悔しい勝点1。関塚監督は「勝点1になってしまったが、最後まで勝点3を取る姿勢をお見せできたのではないかと思う。次の試合、何としても勝利を実現したい」と試合を総括し、すぐに次の試合を見据えた。キャプテン・山田も「たくさんのサポーターのみなさんが来てくれた中で勝てずに残念だった。次もホームだし、ここでしっかりと勝ちたい」と前を向く。今節、他会場では下位の鳥栖、湘南、大分がいずれも引き分けたため順位は変わらず、17位。厳しい順位にいることに変わりはないが、5月の戦いを振り返れば選手たちの積極性は雲泥の差。期待を抱かせる初陣となったことは間違いない。次節のホーム・新潟戦で新体制初勝利を狙う。

以上

2013.07.07 Reported by 南間健治
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