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【J1:第14節 仙台 vs 湘南】曹貴裁監督(湘南)記者会見コメント(13.07.06)

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●曹貴裁監督(湘南):
「お疲れさまでした。約1カ月ぶりの中断明けということで、ウォーミングアップのときからベルマーレのサポーターが遠い仙台の地まで来ていただいて、我々を最後まで後押ししてくれて感謝しています。ただ、勝点3をサポーターに届けられなかったことは残念に思いますが、今日出た選手、ベンチにいた選手、スタッフも含めて、我々が今やるべきことというのはみんな出してくれたと思います。
J1でこれまで13試合を戦って、それこそJ1で0から13試合という選手もいて、まだ10試合にも満たない選手もいて、僕なりに中断期に何をしなければいけないのかということで、選手に向き合ってやってきた。ただ、我々のスタイルに関しては絶対に変えてはいけない。勝点を取れないからと言っても、我々のチームの中で大事にしているものやスタンダードのレベルを上げない限り、このリーグで我々がプレーする意味や価値はないと思う。そこは選手にもハードなトレーニングを課して、相手より多く走ることや相手より人数をかけて攻撃することや戻ること、そういうことを本当に、陸上部みたいなトレーニングをしながらやってきた。選手たちが最後までそういうことをやろうとしてくれたことは本当にありがたいし、欲を言えば1点を取って(勝点)3を取りたかったのですが、攻撃的に行ったなかでの勝点1なので、アウェイで勝点1を取れたことを前向きにとらえて次の試合にいきたいと思います。
まだまだ我々は完成されたチームではなく、課題もたくさんありますし、足りないところもたくさんあるチームだと思います。ただ、見ている人ややっている選手が、今日とにかくやりきった、自分達はエネルギーを出したという試合は絶対にしないといけません。そういう話を今日もきつく選手にはしたのですが、ミスはありましたけれども、そういった前向きな姿勢や前向きな生き方がプレーに出てくれたことは監督としてよかったと思います。これをある意味いい体験にして、次のホームでは絶対に勝点3を取れるように頑張っていきたいと思います。
2009年に仙台と一緒にJ1に昇格させてもらって、10年に我々は降格してしまいましたけれど、そのときにこの地で逆転負けを食らったこととか、いろんなことが浮かびました。改めて感じたのは、この仙台のスタジアムの雰囲気というのはヨーロッパのどこかの場所で試合をしているようでしたので、自分も指揮をしてすごく楽しかったですし、素晴らしい場所でプレーさせてもらった選手たちも本当に充実した時間を過ごさせてもらったんじゃないかと思います」

Q:残り15分のところでチャンスを作りましたが、中断期間中にそこをテーマにしてきた成果が出ましたか?
「まだ1試合では何とも言えませんけれど、これはベースの話ではなくて積み上げの話だということは選手に言っていて、積み上げをするためにこういう練習をしていて、ベースを作るのではないと。ベースを作った上での積み上げは、どうしても残り15分に関してはそういうトレーニングをしてこなければいけないという話をした。そこは我々のタイム設定に遅れた選手は1人もいなかったし、そういった意識も上がった中で、ある意味そういう練習の自信というものがピッチに少しは出たのかなと思います。でも、まだまだやっていかなければいけないと思います」

Q:押された時間帯については?
「ちょっと芝の感じとかスリッピーなところとか、いつもはくさびで収めて時間を作ってという練習をしてきたのですけれど、どうしてもそこでボールをなくしてしまう場面が多かった。そこで1つ収まれば、プレスラインももう一段上にできるのですけれど、ちょっと取った後にそこでなくしてしまうので攻撃に行ききれなくて少し下がってしまいました。そこは選手の判断や感覚に任せている部分があるので。ただコンパクトフィールドの意識は90分間持っているし、間延びしないリスクマネジメントを含めて後ろの選手はよくやっていたと思います。あのへんは本当に、仰るとおりに課題だなと思います」

Q:前半に武藤選手やウイルソン選手にチャンスを作られましたが、そのあたりのケアは?
「相手は梁選手がボランチに入って、少し今までとかたちを変えてきて、インサイドプレーのケアの話はしていましたが、相手の質の高さというか、たとえばウイルソン選手と赤嶺選手が裏に走ったあとのギャップに入るということが洗練されているという印象を受けました。ただしそこで切れないでゴール前で跳ね返せていたことで、こちらにもリズムが来たと思う。こは仙台が狙っていることをやられたということがありますけれど、そんなに驚いたという感じではありませんでした。ただし、守備のスライドに関しては、もう少し高めていかないといけないと思います」

Q:特に前半に左サイドでのボールタッチが多かったのは?
「高山は今日も90分が終わった後に泡を吹くような感じで倒れていたのですが、運動量とスピード感は我々のチームでも大事にしているところ。彼が切り替えのところで相手の先手を取ってあそこで起点を作ることで、逆サイドの古林が上がる時間を作れていました。前半の終了間際にチャンスがあった。あそこで(高山)薫は、『攻撃の選手だから5バックの守備で、あそこを埋めるだけでなくてどれだけ前を取れるかだ』という話をしていた。そこは本当に前半からよくトライしていたし、後半にシュートが入っていれば最高かなと思いました。まだまだ練習させなければいけませんね」

以上
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