本文へ移動

今日の試合速報

夏休みはJリーグに遊びに行こう! 全国で180,000名様ご招待!
夏休みはJリーグに遊びに行こう! 全国で180,000名様ご招待!

J’s GOALニュース

一覧へ

【J2:第23節 京都 vs 岐阜】プレビュー:躍動し始めた京都が、前節の大敗を払拭したい岐阜と激突する試合は、好ゲーム必至の予感が漂う(13.07.07)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
J2もいよいよ後半戦。西京極での後半戦最初の相手は岐阜。暑い夏の夜をさらにヒートアップさせるゲームに大いに期待したい。
前節、京都はリーグ後半戦初戦の東京V戦を勝利し、勝点38で4位を保った。自動昇格の2位・神戸は勝点44。その差6だ。引き離されている様に見えるが、例えば、今節で勝点2を詰めることが出来れば、その差は4になる。一気に縮まった感じがするはずだ。
勝利が欲しいことは言うまでもない。だが、神戸の勝敗を気にして戦うことなどあってはならない。言いたいのは、京都の方が「上を向いて戦って行ける状況にある」ということ。積極的に前向きに。今節の岐阜戦に勝利を求めるのみだ。

対戦相手の岐阜。前節、G大阪に2-8で大敗した。開始早々に失点し、崩れた状況を立て直すことが出来ずに大量点を奪われた。だから、「京都も勝って当たり前」と決めるのは危険すぎる。大木監督も「G大阪戦は大敗しましたが、北九州戦をイメージした方がいいのではないでしょうか。かなり良いゲームをしていました」と、岐阜がホームで北九州に3-1で勝利したゲームを挙げた。
岐阜の、1トップ・樋口寛規、2シャドーの美尾敦、水野泰輔という攻撃の核について、大木監督は、「樋口は点を取る力があるし、水野は良くなっている」と話す。そこに技巧派の美尾が絡んでくる前線を評価し、「左の染矢(一樹)がいいね。シャープだね」と左ワイドの切れ味鋭い飛び出しに警戒する。右サイドの杉山新も、運動量があり力強さも兼ね備える。さらにボランチには服部年宏と、フィジカルの強さが特徴の森安洋文がいて、メンバーは揃っている。つまりは、岐阜が岐阜のサッカーをする様になれば強いということ。京都としては、それを出させずに自分たちのサッカーに持ち込むこと。攻守に渡り、そして、1試合通して自分たちらしさの手応えを掴みながらゲームを進められるか、だろう。

京都は前節、東京Vに快勝。先制は工藤浩平のボール奪取から。工藤がボールを奪う前から、京都が「ボールに行く」守備を機能させたのが大きいだろう。ボールに行く選手とマークを捕まえる選手が明確になったからこそ生まれたゴールだ。
追加点は山瀬功治。その前の横谷繁の飛び出しにも注目だ。勢いよく前線に飛び出し、福村貴幸からパスが送られた。福村は攻撃について「動きが出てきた」と口にした。動きがあるから勝負のパスも送り易いのだろう。駒井善成は、「守備からいい形で攻撃に入れている」とし、さらに、飛び出せばパスが出て来ると感想を話していた。こうした攻撃陣の走り出し、動きがあると攻めは活性化する。
走り出しについては、山瀬が試合後のコメントで「(2点目のゴールは)出てくるな、というよりも、最初、ヨコ(横谷)にロングボールが入った時に、ああいう形になれば追いかけて行くのが普通ですから」と話していたが、こうした意識と実際に走り出していたことが一致していたのは「素晴らしい」の一言である。考えたことをきちんとプレーに表現できるのは経験という要素もあると思っている。若い選手はこうした、山瀬の意識とそれを実践するプレーを盗むべきだろう。
こうしたプレーは山瀬だけでなく工藤もそうである。工藤も感じた事をプレーに表現出来る選手だ。東京V戦でも、パスを出すタイミングを計っている様に見受けられた場面があった。恐らく、単にパスを出すのではなく、最高のパスを意識して実践しようとしたのではないか。こうしたトライが選手とチームのレベルを上げていくはずだ。

西京極での後半戦最初のゲーム。前節の大敗を払拭したい岐阜と選手が躍動し始めている京都。互いの思いが激突する試合は好ゲーム必至の予感が漂う。サポーターの皆さん。是非、西京極で、生で、ご覧下さい。

以上


2013.07.06 Reported by 武田賢宗
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

旬のキーワード

最新動画

詳細へ

2024/07/29(月) 00:00 ハイライト:岐阜vs鳥取【明治安田J3 第23節】