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【J2:第23節 千葉 vs G大阪】プレビュー:3連戦の最後の対戦相手はJ2リーグ最多得点&最少失点で首位のG大阪。千葉は泥臭くゴールを奪い、体を張って守って勝ちきりたい。(13.07.07)

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日本代表戦のためG大阪の遠藤保仁と今野泰幸が不在だった3月24日の前回対戦(第5節)は1−1の引き分けだった。それから約3ヶ月半を経ての互いのチーム状況は当然のように変化しており、その変化が特に大きいのはG大阪のほうだ。やはり遠藤保仁と今野泰幸が日本代表戦のため不在だった6月を地力の強さを発揮して4勝1分で乗り切り、第13節での今季のJ2リーグ戦の唯一の敗戦(神戸に0−2)後は8勝1分。前節(第22節)終了時で2位の神戸とは勝点差5、そして5位の千葉とは勝点差11で首位に立つG大阪は、レアンドロ(第22節終了時で13得点はJ2得点ランキング首位)と家長昭博が6月末に契約満了でチームを去った。さらに、前回対戦時のG大阪の得点者の倉田秋は、2010年シーズンには千葉に期限付き移籍で在籍したためフクアリでプレーする姿を楽しみにしていた千葉サポーターも多かっただろうが、第21節・徳島戦での負傷で前節から欠場中。それでも、前節の岐阜戦ではJ2リーグ記録更新の8得点(得点者はパウリーニョ=2得点、二川孝広=2得点、阿部浩之、今野=2得点、川西翔太)のゴールラッシュで、主力選手3人の不在の影響を全く感じさせない強さを見せつけた。

一方、千葉は前回対戦時の得点者のジャイールが第20節・徳島戦から3試合連続欠場。佐藤勇人、兵働昭弘、ケンペスなどの負傷欠場や鈴木淳監督の采配もあって、第20節から伊藤大介や大塚翔平、さらに第21節・東京V戦からキム ヒョヌンといった若手のスタメン出場が続いている。第16節・長崎戦での今季初の逆転負けから連敗、その後は2引き分けと苦しんだが、3試合連続で2−1と接戦をモノにして今節を迎えた。昨季ならば先制しても追いつかれたら勝ちきれなかったり、前節の富山戦のように運動量不足で攻守に精彩を欠いたら2−0からでも追いつかれたりという展開もあり得た。だが、若手が活躍を見せる中で、試合内容が悪くても何とか勝ちきる粘り強さが出てきたのは好材料だ。

とはいえ、今節は3連戦の最終戦で試合当日は最高気温が30℃以上と選手のコンディションは非常に厳しい状況の上に、J2リーグ最多得点&最少失点のG大阪がボールを保持して主導権を握ることが予想される。千葉には疲労の蓄積で集中力を欠く場面、集中力は維持していても体が動かないという場面もあるだろう。だが、それでもスルーパスに反応して前の選手を追い越してゴール前に飛び出すG大阪の選手をしっかりとマークし、3人目、4人目の動きでG大阪の守備網を破る攻撃を仕掛けたい。カウンター攻撃のチャンスは確実に生かしてシュートで終わること、そして積極的にミドルシュートを打つことも必要だ。前節は2得点の田中佑昌のように、13得点で得点ランキング首位のケンペスが厳しくマークされる中で、その周囲にうまくフリーで入って行く動きも効果的だろう。守備ではパウリーニョや二川、左サイドバックの藤春廣輝などのドリブル突破に対して下がりながらのイージーな対応は避けたい。ゴールに近いところでの守備がファウルになれば、G大阪にセットプレーでの得点チャンスを与えてしまう。前節の終盤のようにチーム全体が下がってしまうとG大阪に押し込まれかねないだけに、苦しい時こそ粘って押し上げたい。

苦戦が予想されるからこそ必要なのは千葉サポーターの後押しだ。今節のチケットはすでに完売で、遠藤と今野という日本代表選手、強豪のG大阪が目当ての観客もいるだろう。だが、千葉サポーターには『フクアリ劇場』のあの雰囲気を作り出してほしい。そうすれば千葉の選手はどんなに苦しくても一歩前に出られるはずだ。G大阪の美しく華麗なパスサッカーに対して、どんなに不格好でもなりふり構わないサッカーでもいい。泥臭くゴールを奪い、体を張って守って、千葉は粘り強く勝ちきりたい。

以上

2013.07.06 Reported by 赤沼圭子
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