2013年７月２日、神戸・安達亮監督が44歳の誕生日を迎えた。プロの指導者になって20年目に突入。この日、記者たちから誕生日プレゼントを受け取った安達監督が、今の心境を語ってくれた。

「ちょうどプロのコーチになって20年目。22歳で大学を卒業して、23歳から一応アシスタントコーチのような形で付いて、24歳になる年に契約書を交わして…。
20年前、Ｊリーグで監督になりたいと思っていましたし、やってやろうと思ってもいたけれど、実際にＪリーグが始まって自分のような志の人はたくさんいて、選手から監督を志す人もたくさん出てきた中で、当時は自分が特定のクラブの監督になることは考えられませんでした。トップチームの監督は難しいかもしれない、育成年代の指導者などをやるんじゃないかな、それが現実的なところじゃないかなとも思っていました。
ですので、改めて今の立場を大事にしたい。自分は本当にいろんな人に、今も支えてくれている人たちなどから上げてもらったという感覚が強い。自分で上がってきたというよりも…。その気持ちを忘れずに一試合一試合を大事に戦いたいです。
監督をやりたい人、やれるだけの能力を持った人はたくさんいる。経験もあって能力もある指導者もまだまだたくさんいると思う。そういう中で自分が選手にしてあげられることを大事にして、１試合でも多くやりたい。今はその気持ちが本当に強いですね。ありがとうございました」

以上

2013.07.02 Reported by 白井邦彦