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【J2:第19節 千葉 vs 横浜FC】プレビュー:効果的なダイレクトパスで横浜FCのプレスをかわしたい千葉。注目は両チームのエースストライカーと『裏』を突く狙いの攻撃。(13.06.15)

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前節(第18節)の神戸戦は2−2の引き分けで連敗を2で止めた千葉。だが、攻守ともに完敗だった第17節・山形戦から修正を図ったはずが、前半はスペースを突いて攻める場面もありながらミスでフィニッシュまで持ちこめないこともあってシュート数はゼロ。守備も山形戦と同様にセットプレーから相手に先制点を奪われ、高い位置でボールを奪えずに攻めこまれた。後半は左サイドハーフの田中佑昌をケンペスの近くに置いて2トップ気味にしたシステム変更が、神戸の守備の圧力がダウンして「前半よりも全体的にスペースができた」(高橋峻希)こともあって、相手の背後を狙う攻撃で効果を発揮。後半開始早々に米倉恒貴のクロスからケンペスのダイビングヘッドで追いついた。神戸のサイド攻撃から失点して再びビハインドも、米倉のスルーパスからまたもやケンペスが得点した。

鳥取と対戦した前節の横浜FCは、野上結貴のロングパスから前半の唯一のシュートで大久保哲哉が先制点を奪取。だが、後半の終盤に自陣左サイドからのグラウンダーのクロスがゴール前を通過する形になり、ファーサイドにいた鳥取の永里源気に得点された。それでも、後半アディショナルタイムに交代出場の高地系治のパスを受けて抜け出した大久保が決勝ゴール。今季初のホームゲームの勝利は第12節・東京V戦以来の勝利でもあった。

今節は互いに前節で2得点した相手のエースストライカーをいかに抑えるかがポイントになる。調子が良くない時の千葉は選手の距離間が悪く、クサビのパスを受けたケンペスの落としをうまく拾えていないだけに、システムがどうであれケンペスをサポートするプレーがより良い攻撃の組み立て、そして得点には必要不可欠だ。ケンペスへの厳しいマークを利用し、逆にケンペスを囮にして他の選手がシュートを打っていくことも効果的だろう。「シュート練習のパターンの1つ」(千葉の鈴木淳監督)ではあるが、6月13日はダイレクトパスをつないでシュートまで持ち込む練習も見られた。横浜FCの前線からの厳しいプレスや球際の激しさをかわすパスワークができるか注目だ。

鈴木監督が「今は下位(18位)に低迷しているが、もともと力のあるチーム」と語る横浜FCでは大久保に注目が集まりがちだが、得点こそなかったものの前節の黒津勝が見せたディフェンスラインの裏へのスピードある飛び出しは対戦相手には脅威だ。千葉も「(ディフェンスラインの)背後を取ることを狙い、クサビのパスを入れるところを丁寧にやって、全体的に正確にプレーしていく」(鈴木監督)意図があるだけに、互いに攻撃陣が相手の『裏』をいかに攻略するか、守備陣がラインコントロールの駆け引きと一対一の局面を制するかがカギとなりそうだ。もともと守備陣に負傷者が多い横浜FCは、今節はセンターバックの野上とボランチの松下裕樹が累積警告のため出場停止。センターバックに前節は左サイドバックでプレーした森下俊、ボランチに中里崇宏、左サイドバックに負傷箇所が回復した中島崇典という起用も考えられそうだ。千葉としては緩急のある攻撃でスタメンがなかなか固定できない横浜FCの守備陣の連係ミスを誘い、隙を突いていきたいところだ。

千葉は二度のビハインドを追いついての1、横浜FCは接戦を制しての3と、前節で得た勝点、そして改善点や手応えなどの収穫を今節にどれだけ生かせるか。前節を今節以降の良い流れへのターニングポイントにするための戦いは熱く激しいものになりそうだ。

以上

2013.06.14 Reported by 赤沼圭子
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