神戸、松本を下して今季初の連勝を飾った鳥取は次節、アウェイで横浜FCと対戦する。会場はニッパツ三ツ沢球技場。ここを「一番好きなスタジアム」と語るのが、現役時代に1992年から2001年まで横浜マリノス(F・マリノス)、2006年途中から2007年まで横浜FCでプレーした、小村徳男監督だ。
「日産スタジアムも好きですけど、三ツ沢は一番多く試合をやったスタジアムですし、自分の原点のようなところ。ピッチとスタンドが近くて、本当に『サッカーをやっている』という気持ちにさせてくれるスタジアムです。横浜マリノス時代に、1995年のサントリーシリーズ優勝を決めた場所ですし、横浜FC時代にJ1初勝利を挙げたのも、三ツ沢でしたからね」
2007年に横浜FCがJ1初勝利を挙げた相手は、自身の古巣でもある横浜F・マリノスだった。1−0で横浜ダービーに勝利したのだが、決勝点をアシストしたのが、小村監督と、現横浜FCの山口素弘監督。かつては日本代表でもチームメイトとして戦った2人が、監督として初めて対戦することになる。
順天堂大学のコーチで指導者研修をしていたとき、三ツ沢のアウェイ側のベンチに入ったことはあるという小村監督だが、正式に監督として乗り込むのは初めて。指揮官にとって特別な場所での、特別な相手との一戦は、鳥取にとってJ2昇格後初の3連勝が懸かっているだけでなく、下位脱出を目指す上でも、負けられない戦いだ。
以上
2013.06.04 Reported by 石倉利英
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