5/19(日)に行われたJ2第15節で、非常に引き締まった試合内容で熊本を4−1で圧倒した栃木。その勝因を探れば、相手よりも局面の激しさで上回ったことに行き着く。
普段と変わらずタイトな守備で熊本の攻撃の芽を摘んだ菅和範。入籍のリリース直後の試合を勝利で飾り新妻に勝点3を捧げただけでなく、2次キャンプを行った宮崎県都城市から応援に駆け付けてくれた方々の思いにも応えることができた。都城市から熊本まで足を運んでくれたサポーターの方とは、こんなやり取りがあったそうだ。菅が語る。
「(キャンプ地での親睦会の席で)刺身を食べている時に、『こっちの醤油は甘いよね。(東日本とは)ちょっと違うんじゃない』という話をしていたんですよ。それを隣にいらした地域活性化の女性の方が耳にされていて、直接、僕に醤油を送ってくださったんですよ。その方は『応援に来てくれる』と約束もしてくれて、本当に来てくれたので嬉しくて手を振っちゃいましたもん!凄くパワーをもらいました。キャンプ地の方が試合を観に来てくれて本当に嬉しかったです」
壁を作らず、分け隔てなく誰とでも接する菅らしい、微笑ましいエピソードに心がほっこりした。
都城市の方々は毎年、キャンプのたびに街をあげてクラブを歓迎してくれている。例えば、街のいたる所にノボリ旗が掲示されている。その風景は栃木のホームタウンと見紛うほどだ。また、キャンプの拠点となる練習場の芝の状態も素晴らしく、選手にストレスを与えずに、サッカーに集中できる環境を提供してくれる。
熊本戦を前に當間建文は「遠方のアウェイで戦うことになるし、難しい試合になる」と語っていたが、ゴール裏に陣取った九州地方の心強い栃木サポーターが背中を押し、熱烈な声援を送ってくれたお陰で快勝することができた。大勝の一因であることは間違いない。
Jリーグが発足していなければ出会うことができなかった人と出会える。会話を交わすことができる。お互いを知ることができる。思いを共有することができる。今後もサッカーを通じて各方面で交流が深まっていくことを願いたい。
以上
2013.05.23 Reported by 大塚秀毅
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