●柿谷曜一朗選手（Ｃ大阪）：
「（決勝点について、ドリブルでの単独突破は迷いなかったか？）ああいう感じでいくよう、言われているんです。『ボールを取ったとき、早く前を向いて行け』と。あそこで誰かにパスをして崩すより、あの形が一番早いので。練習から意識をしていたことだったので、試合でそれを出せて、よかったと思います。この間、（J1第8節の）大分戦では（同じような形から）左に行って外してしまっていたので、今度はしっかり右足で打とうと思っていました。いい形で右足のところに（ボールを）流せたので、あとは逆サイドに、いつもレヴィー（クルピ監督）に言われていることですが、しっかりバランスを保って、ゴロというか、逆サイドにしっかり打つことを意識して、冷静に決めることができたと思います。（予選リーグを）1位で突破できたことはうれしいです。
（鹿島戦でも久々の勝利だが）5月負けなしで行こうということで、中断期間前の土曜日の試合の前に、この水曜日の試合に負けてしまうと、全然意味がないと思います。この水曜日に、1位で上がっても2位で上がっても（決勝トーナメント進出の条件は）一緒というなか、これだけたくさんのお客さんが見に来てくれていたので、僕らも恥ずかしくないような、一生懸命なプレーをぜひ見てもらいたいというのはありました。何があっても、勝って、1位で（決勝トーナメントに）上がれたら最高やなと思っていたので、それができてよかったです」

●エジノ選手（Ｃ大阪）：
「（初ゴールについて）すごく幸せな気持ちになりました。メンバー外になってから、自分がどうすれば活躍できるかを考えて、いつも以上に集中力を高めて、トレーニングのなかでがんばりました。練習でやるべきことをやったので、自信を持ってグラウンドに入りましたし、点を取れると信じていました。そして、神様も味方してくれて、ゴールを決めることができました。ゴールまで長い時間がかかってしまいましたが、今までよその国でプレーしたときも時間がかかったことがありました。ただ、最初のゴールが決まってからはコンスタントにゴールができたように思います。今日ゴールできたことでさらに意欲的にトレーニングに取り組むことができると思います。これで満足せずに、どんどんゴールを狙っていきたいと思います。（今日は家族が観戦に来ていたが）家族の支えがあり、温かい気持ちになりました。うまくいかないときは、気持ちが沈みがちになりましたが、僕のファミリーが家で、笑顔で迎えてくれました。そんな家族のためにも、さらに頑張りたいと思います」

●キム ジンヒョン選手（Ｃ大阪）：
「相手はベストでないとはいえ、僕らはそれまで鹿島に勝っていない状況でしたし、しっかり勝つことができたのはよかったです。リーグ戦でも勝てるよう、みんな自信ができたと思います。
（これで今までの鹿島戦の時に味わった悔しさを晴らせたか？）いや、勝っても、（今までの）悔しい気持ちは絶対に忘れない。ただし、その気持ちをずっと持ちすぎると、試合でまたミスをしてしまうので、試合のときだけはそのことを忘れて、自分がチームの力になれるよう、頑張ることだけ考えていました。またリーグ戦でも勝てるよう、力になりたいです。
（鹿島に勝てなくなったのは）僕のミスから始まったこと。そのあと、僕も、普段は自信を持ってやっていますが、鹿島戦だけはミスが出てしまっていた。考えすぎて、逆にミスが出て、よくなかったと思っていました。今年もミスしてしまい、その時の試合も、流れとしては、Ｃ大阪は全然悪くなかったものでしたが、その1つだけで負けてしまいました。僕さえしっかりしていれば、Ｃ大阪は鹿島に何試合も負け続けるようなチームではない。とにかく、今は、もっとチームの力になりたいです」

●南野拓実選手（Ｃ大阪）：
「チャンスをもらったと思ったので、自分のなかではしっかりと100％（の力）を出して、チームの勝利に貢献したかった。結果的に、チームは勝ったので、それは本当にうれしいです。
（自分より周りを活かすことを考えていたのでは？）守備のところはしっかり意識してやっていましたが、それでもまだ、ちょっと相手に行かれてしまうところもあったので。攻撃のところでは、シュートに持って行ける場面もあったので、そこをもっと枠を捉えて、しっかり決めきれるようにしたい。
（1位通過について）みんなで、『今日は絶対に勝つぞ！』と言い合っていたし、勝って、1位で突破できてうれしい。でも、そこを目指しているわけではないし、ここからもっと勝ちを積み重ねていきたい。中断期間に入るし、リーグ戦もあるので、いい形で最後まで勝って行ければいいと思います」

●山下達也選手（Ｃ大阪）：
「前半は相手の攻撃陣のよさを出された部分もあった。やっていて、経験としては楽しかったが、ああいう相手に負けないようやっていかないといけない。後半はある程度落ち着いてやることができたと思います。
（鹿島戦は初出場だったが？）いつも通り入ることができたし、鹿島だからという思いは特になかったです。
（ダヴィ選手らに厳しく守備していたが？）前を向かせたら本当に怖い選手たちなので、うまくポストプレーをさせておいて、そのあとを狙うとか、こだわってやっていました。レヴィー（クルピ監督）からも、『あまりくっつくな』と言われていました。ターンとか上手い選手が揃っていたので。前でつぶすことはあまり考えなかったです、身体勝負だとダヴィは強いので。何度かやられましたが、次からは気をつけたい。
（今後に向けて）このまま、中断期間までは勝って終わりたいし、次の名古屋戦も本当に集中してやらないといけないし、いい選手が名古屋には揃っているので。でも、楽しみながら、また勝利できたらなと思います」


●本田拓也選手（鹿島）：
「（決勝トーナメント進出がすでに決まっている中、モチベーションが難しいところもあったのでは？）いや、でも、自分たちは関係ないですから。出た試合を全力でやるだけです。
（前半の入りについて）Ｃ大阪が前から来るというのは分かっていて、ミーティングでも言われていましたが、そこは失点してしまっているし、チームとしても改善しなければいけないところだと思います。
（後半は完全に押し込んでいたが？）前半結構エジノ選手が前から来ていて、少し受けるような形になってしまっていた。でも、前半にもチャンスはあったし、連戦というのもあって、Ｃ大阪の選手も疲れてきていたとは思いますが、僕たちは少し選手を入れ替えたりしていて、フレッシュな感じでやれましたし、後半押し込めた部分があったと思います。ただ、押し込んでいても、点を取らないといけないですし、前半からチャンスがあり、決めるか決めないかというところ。Ｃ大阪は少ないチャンスをしっかり決めてきたということ（が結果に出た）だと思います。
（今後に向けて）週末の試合が終われば、一度中断するので、そこで、今のいい部分を継続して、チームをイチから作り直して、どこもそうだと思いますが、またいい準備をして、いい入り方で後半戦に臨めればいいなと思います」

以上