●トニーニョセレーゾ監督(鹿島):
Q:今日はひとつの節目の試合でした。それを勝利で飾れたことについてお願いします。あと決勝ゴールを決めた中村選手についてコメントをお願いします。
「正直、僕自身は20年前と同じ相手だったということを今知りました。非常に不思議に思っています。ただ、同じように勝つことができたのはよかったと思います。今日だけではなく、今月はJリーグのお祝いムードだったので、いい試合を我々が提供できればと思っていました。ひとつひとつの試合を大事に戦っていければと思っています。この勝利が強敵から得られたことはよかったと思います。相手は技術が高く、能力が高い選手がいるなかで勝てました。チームにとっては非常にいいことだと思います。
中村選手ですが、本人は”アツ”と呼んで欲しいと初日に言われたので、僕はそれから”アツ”と呼んでるんですけど、自分の名前をこのサッカー界に刻みたいと思ってやっていると思います。最初のシュート練習で決定力のある選手だなと見ていました。当然ながら、最初はサッカー選手だけでなく一般の人でも職場が変われば何もわからない状態ですので、シャイな部分があったり無口だったりするものですが、だいぶ時間も経ってきて最近は周りとも僕自身とも冗談を言える状態になってきましたし、気持ちも楽になってきたんだと思います。僕が求めているボールに対するアグレッシブさ、守備のポジショニングも含めて、いろんなことを要求することに関して、スポンジのように吸収して実行していってる選手です。このアントラーズというクラブの一員として良い補強ができたのではないかと思います。ただ、まだ伸びしろがある良い選手ですので、今後も引き続き伸び続けて欲しいですし、彼だけでなく、今いる全員の選手が、必ずこのクラブの歴史に何かプラスをもたらす役割を果たし続けることを願っています」
Q:交代がすごくピタリとはまった感じで、本山選手に代えて中村選手を投入しました。求めていたことはどういうことだったのですか?
「代わった選手は本山選手と中村選手だったかもしれませんが、位置は全然違いますし、本山選手のところには野沢選手を持っていって、彼も相手のボランチのケアができるクレバーな選手です。中村選手をハーフの役割にしました。彼はもともとスピードと決定力のある選手です。特に一瞬で相手を抜く瞬発力がある選手です。そういうところを生かしていければ、という思いもありました。遠藤選手を含めて、中村選手も試合をやっていかないと成長しないということもあります。そういう段階に入ってきている選手でもありますが、やはりチームの機能性と役割をしっかり理解した上でやってもらわなければなりません。攻撃に関しては、もっと自由に動いて欲しいと要求しています。ボールがここにある時は絶対にここにいないといけない、というようなことはしていません。基本的な約束事はありますけど。あとはボールを失った時、守備の役割としてスペースを埋めたり、帰陣をしっかりしたりすることだけは要求しています。そういったところは彼らもできているのではないかと思います。入った選手が10分か15分後に点を取ったかと思いますが、自分の采配で交代した選手が点を取ったからといって、采配が的中とみなさんは思うかもしれませんが、選手がそれだけの時間、努力をし続けているわけで、監督というものはチャンスを与えるだけの役割です。僕が一番心配したのは後半の運動量でした。日程的な条件が、相手は1週間ある中で、我々は週の半ばにヤマザキナビスコカップを戦う以上、どうしても後半は運動量が落ちてパワーダウンしてしまう、ということは、心配していました。それが後半落ちなかったということは、アントラーズの歴史がそこにあるとつくづく感じるところでした。後は何年もこのクラブでやり続けている選手が、このクラブに対する誇りや愛情をもっているのだなと。それはこういう時に表れるのだな、と実感しました。普通であれば後半バテて足が止まって動けなくなるものですが、自分を奮い立たせ、これだけの相手に対して、勝利を、あるいは勝利を追求する姿勢を見せたことに、監督として驚きを感じています。間違っていけないのは、現在、何かを成し遂げたのかと言えば何も成し遂げていないわけで、地道な努力、日々の努力が必要です。年末になったら何かの成果になっていればな、という思いでいます。それにしても、うちの通訳は記憶力、頭がいいですね(笑)」
以上
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