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【J2日記】岡山:ハッピーバースデー、Jリーグ(13.05.16)

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20周年を迎えたJリーグ。「Jリーグの日」である5月15日、岡山の選手にJリーグにまつわる幼い頃の思い出を聞いてみました。選手たちのそれぞれの言葉に、「サッカー選手に憧れていた」幼い日の姿が思い浮かび、感慨深い話です。

生まれて初めて好きになったチームが「ヴェルディ」と言う選手はやはり多く、「兄貴が好きだったからファンになって、中でもカズ(三浦知良選手)、それもカズダンスですね。幼稚園の時からやってました」と言うのは千明聖典選手。関戸健二選手は、よみうりランドに出かけてカズ選手と北澤豪さんのサインをもらったそうです。茨城県出身の澤口雅彦選手もカズ・ファン。しかし、「鹿島スタジアムにヴェルディ戦を観に行く機会があって、家族が鹿島ファンなので鹿島側にいて、心の中でヴェルディを応援してた。でも雰囲気にのまれて結局、鹿島が好きになりました」

サッカー少年を夢中にさせたのは、カズだけではありません。清水ファンだった荒田智之選手は、小学生の頃、トニーニョの飛行機のポーズをよく真似していたそうです。同じ静岡でも押谷祐樹選手は磐田側。中山雅史さんの試合は何度も見に行っています。そして熊本県生まれの久木田紳吾選手は、「熊本にロアッソができる前ですが、小学生くらいの時、磐田対どこかの試合に行ったのを覚えています。ゴンさんがダイビングヘッドをいっぱいやって印象深かったです」

田中奏一選手の思い出はちょっとばかり壮絶です。印象に残っているのは、中学の時にF東京ジュニアユースの仲間と見に行ったF東京対浦和の試合。「チケットが取れなくて、浦和サポーターの中でF東京を応援してたんです。PKで勝ったんですが、ビールとか卵をかけられて…。おお、これがJリーグか!と思いました」。田中選手は現F東京の三田啓貴選手と一緒に、よく味スタのゴール裏で応援していたそうです。

Jリーグを見たことで、サッカー選手になる夢が芽生えたのは、桑田慎一朗選手と島田譲選手。広島県生まれの桑田選手はお父さんが少年サッカーチームの監督をしていたこともあり、「テレビでめっちゃ見てました。サンフレファンというか、とにかくいっぱい見てましたね」。島田選手は「地元鹿島の試合に連れて行ってもらったことがきっかけでサッカーにハマりました。レオナルドとかジョルジーニョとかを見ながら、カシマスタジアムのすごい雰囲気に憧れていました」

影山雅永監督は「1993年は自分自身がちょうどアマチュアからJリーグにまたがるところにいたので、思い出はいくらでもありますよ。Jリーグが始まった当時はまだブームのようなところがありましたが、今は『百年構想』という文化に近づきつつあることをうれしく思っています」

最後にオチではありませんが、少々毛色の異なるこの選手の話をご紹介します。「サッカー(G大阪門真SC)には、親に『行け』って言われて無理に行ってたんですよね。でも俺、サーファーというか、サーフィンが好きで、小さい時から中2くらいまで、夏になるとひとりで南港(大阪)からフェリーに乗って高知に行って、サーフィン合宿に参加してたんです。サッカーに生かされてること? うーん。全然ないです」。これは、テレビ朝日『やべっちF.C.』の現役&OB Jリーガー623人が選ぶ「記憶に残るJリーグ名シーン第16位にも選ばれた超ロングヘディングシュートを決めた、ドラゴンヘッドこと植田龍仁朗選手の話でした。

以上

2013.05.16 Reported by 尾原千明
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