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【J2日記】長崎:Jリーグ誕生20周年 長崎・高木琢也監督「これからの20年はもっと地方から文化が発信されていく20年になるでしょう」(13.05.15)

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93年当時の高木琢也監督。写真は93年5月26日vs横浜マリノス戦で初ゴールをを決めた後のシーン。

今日、Jリーグが誕生してから20年を迎えた。
当時、サンフレッチェ広島や日本代表の中心選手だったV・ファーレン長崎の高木琢也監督に開幕当時を振り返ってもらった。

Q:ジェフユナイテッド市原(当時)との開幕戦は覚えていらっしゃいますか?

「ジェフ戦?風間さんが点取った試合?うーん、傍観者でしたね(笑)何故かと言うと(サッカーを取りまく環境が)急激に変わったからですね。5月15日にオープニングマッチのヴェルディ川崎対横浜マリノスをテレビで見て、試合前にあんな凄いセレモニーがあって『これは、なんだ??』と言う気持ちでしたね(笑)そして、次の日スタジアム行くと、当時は広島のスタジアムにはそんなにお客さんは入らなかったんだけど、満員でしょ(笑)それはもう、びっくりでしたよ。うーん、傍観者と言うか浦島太郎の世界と言うか、そういう感じでしたね 。それに、対戦相手にジーコやストイコビッチ、リトバルスキーといった世界的なスーパースターがたくさんいたので、当時は試合をしていて『ホントに??』っていう感じでしたよ(笑)」と笑う。

とはいっても、Jリーグの開幕前年に開催されたアジアカップやダイナスティカップなどでサッカー人気は既に高まっていたのではないだろうか?

「それは代表ですよね?代表とクラブチームは全然違いましたよ。代表で慣れてはいたけれど、クラブでもたくさんのお客さんの前でプレーするのは心地良かったし、本当に嬉しかったですね。ジェフとの開幕戦は、前夜テレビで見た満員の国立競技場の映像が広島のスタジアムに重なりましたね(笑)」。

Jリーグの開幕は「アジアの大砲」にとっても大きな驚きだったようだ。

あれから20年。Jリーグは2部制も導入され、日本サッカーは大きな成長を遂げました。最も大きな進化は何だと思いますか?

「Jリーグが開幕して20年。選手個々の技術や目指す所は比べ物にならないほど高くなりました。だけれども、それ以上に進化したのは地方への拡大ですね。開幕当初のJは10クラブで、それも関東近辺のクラブが多いリーグでした。それが今、全国津々浦々にクラブが出来つつあります。本当の意味でホームタウンという言葉の意味合いが増してきていると言えるでしょう。以前と比較して地方から文化を発信する機会も増えてきていると感じています。地方のクラブでもチャンピオンになれるクラブが出てくるかもしれません。そうすると、もっと地方の魅力が伝えられると思います。もちろん現実的には都会のクラブも勝たなければならない。だけれども地方のクラブの活躍は街づくりや人づくりと密接にリンクできると思いますね。これが素晴らしい。これからの20年は地方から文化がより発信されていく20年になるでしょう」。高木監督はより大局的な見地でリーグの将来を眺めているようだ。

以上

2013.05.15 Reported by 植木修平
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