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ルヴァン 準々決勝 第1戦
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【ヤマザキナビスコカップ 新潟 vs C大阪】レポート:岡本英也の2得点で新潟が逆転勝ち。今季公式戦初勝利を挙げる。C大阪は数的不利に陥るも、堂々の戦いぶり。(13.04.04)

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新潟が2-1でC大阪に逆転勝ちした。岡本英也が2得点の活躍。後半16分に同点のヘディングを決めると、40分に逆転ゴール。いずれもクロスをきっちりと決めた。C大阪は前半12分に山下達也がレッドカードで退場。その後、前半30分に柿谷曜一朗のゴールで先制するなど試合をコントロールしたが、後半に力尽きた。

歓喜の声に2度包まれた。「勝ててうれしい。2点決められてよかったです」。ストレートな表現が岡本の喜びの大きさを表していた。

後半16分、左サイドを突破した金珍洙のクロスにぴったりのタイミングでヘディング。40分には川又堅碁のクロスを左足で押し込み勝ち越しゴールをゲットした。

Jリーグ公式戦のゴールは、鹿島に在籍していた昨年のヤマザキナビスコカップ予選・ 札幌戦以来。 1試合2得点は自身初だ。「どちらもフリーのところでいいボールが入ってきた。かえって緊張した」と胸をなで下ろす。

同点ゴールの直前、交代の予定だった。ピッチサイドには交代要員の成岡翔が控えていた。「翔さんがいて、ボードに(背番号の)16が見えた。ボールが外に出たら交代させられると思って、『出るな!』って」と苦笑い。

その執念とともにゴールの下地になったのが、プレーの修正だった。ハーフタイムで柳下正明監督から「ツートップは距離感を良くし、中央でプレーするように」と指示された。数的優位に立った前半だったが、リードを許してしまった。その後、流動性を高めようと前線で動きを増したことで、逆にスペースを作れず相手に守りやすくさせてしまった。後半は指示のとおり、中央に位置し、相手のマークが薄くなる局面を狙った。

新潟のFW陣の今季初得点でもある。「周囲からFWが得点していないという声を聞いた。自分がFWの中で最初に得点してやろうと思っていた」。秘めていた思いを形にしてつかんだものは自信。「リーグ戦の弾みになります」。勢いを今後につなげる。

敗れはしたが、C大阪は実力を示した。前半12分、山下達也が自陣ペナルティーエリア前で相手を倒し、レッドカードで退場。残りの約80分間、1人少ない状態で戦うことになった。
それでも、得点への意欲は失わなかった。前半30分に柿谷が先制点。「1つチャンスがあったら決めてやろうと思っていた」。新井場徹パスを受け、右サイドから持ち込み、強引にねじ込んだ。

後半は、ピッチを広く使い始めた相手に、ボールを支配された。南野拓実を投入し、柿谷とともにカウンターを狙わせるなど、得点を奪いに行く狙いははっきりしていた。守備のミスから突破を許して2失点したが、「互角以上の戦いができたことは評価していいと思う」と柿谷。リーグ戦、ナビスコカップを通じて、今季初黒星を喫した。ただ、内容は自分たちの地力を確信するものだった。

逆に新潟は今季初白星。柳下監督は「サポーターを喜ばせられたと思う」。一方、「状況に応じた攻撃がまだ できない」。有利な立場にも関わらず、落ち着きを失った部分を課題に挙げた。

勝点3を手にした新潟と、内容の良を残したC大阪。結果は分かれたが、ともに手応えも得た一戦だった。

以上

2013.04.04 Reported by 斎藤慎一郎(ニューズ・ライン)
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