今日の試合速報

ACLE
ACLE

J’s GOALニュース

一覧へ

【J1:第3節 湘南 vs 清水】曹貴裁監督(湘南)記者会見コメント(13.03.16)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
●曹貴裁監督(湘南):

「お疲れ様でした。平塚でやる試合は今季2試合目ということで前回の試合を増す応援をサポーターにしていただき、特に後半お互い苦しいときに、こっちへ来いよという雰囲気を作ってもらって本当に感謝しています。選手たちは僕が考える勝つために必要なことを100%遂行してくれてると思いますし、その結果、今日も色々考えて、こちらのいいところを出すために相手のストロングを抑えたり、選手交代や戦術など、いろんなことをやりながら選手たちを成長させたいなと思っていますが、僕の力がまだ足りなくて勝点3に届かなかった試合だと自分で反省しています。
前半から(前節の)鳥栖さん同様に、エスパルスさんの我々への長いボールの圧力はありましたが、前回のように後半全体が引くのではなくコンパクトにして、そこで相手に起点をつくらせないで一気に攻めて行こうというところは、何回かいい場面が出たと思います。それは前回の試合から学んで、選手たちがよく遂行してくれたと思います。また今日交代で入ったクォン ハンジンや梶川、古橋も難しい試合の流れのなかで、ましてや最後退場者が出るなかでも、攻めの姿勢を失わないで最後まで勝点3を取ろうとした選手たちの頑張りは、監督として誇りに思いますし、これをなんとか勝点3に繋げるのは僕の問題だと思っています。なんとかまた知恵を自分でつくって彼らを伸ばしていきたいと思っています」

Q:清水のロングボールは想定内でしたか?
「いや、正直ちょっと予想以上でした。そういう形で来るとは思っていたが、もう少し動かして高い位置からのアーリークロスという形が多いかなと思っていました。今日はディフェンスラインからの長いボールが多かったので、予想はしていたが、予想以上に割りきってされる印象はありました」

Q:同点に追いつかれてからフォーメーションを4−1−4−1に変えたように見えたが、意図と評価は。
「去年から4バックにすると皆さんに怒られることが多かったのでやるのに勇気がいりましたが(会場笑)、相手のやり方によってはうちのストロングを出すために後半残り20、25分で――これからも最初からやるかもしれないし途中からかもしれないがそれを含めて――選手たちが戦術的な意図を理解しながらやることも、ただ若いから走っていれば勝てるという話ではないと思っています。ただそこは監督の僕がそうしろと強制してもいけないことで、こういう理由があるからこうするという準備は当たり前だがしていたつもりです。その部分の変更はエスパルスさんもたぶん予想していなかったと思うので、その後にもう1点取りに行くことも含めて可能性は上がったと自分では今思っています。行こうとして引っくり返されたときの3バックの脇の起点が事故を起こしそうな雰囲気もあったので、そういうことも準備しながらチャレンジしてやったということです。だから決して守ろうということではなく、逆にそこで前の3人を使っていい形で崩していきたいという狙いはありました」

Q:3試合目、先制して勝星を奪えていないことについては。
「1−0で勝っていて後半の最初から守ろうという監督はいないと思います。僕は少なくともそういうタイプではないし。1−0になりながらももう1点取れるチャンスが後半にもたくさんあって、そこの駆け引きだけだと思います。ただ1−0で凌ごうというふうに僕が勝点3を急ごうとすることで、もしかしたら勝点3をその試合で取れたかもしれないが、次、同じ状況ならまたそれをしなければいけない、そこにチームの上積みはないと僕は思っています。攻撃的に行きながらも最後クローズさせるやり方を選手と一緒につくっていくしかないと思っています。そこの試合運び等はマリノス戦、鳥栖戦と学んで今日やってくれたと思いますし、僕自身もその部分の選手たちのトライは評価してあげたい。決して前に行きすぎて裏返されるという時間帯ではなかったと思うので、その2戦を踏まえて今日があると捉えています」

Q:開幕戦の時に最後20分足が止まったという声が選手からあったが、その点は徐々によくなってきていますか?
「足が止まるというのは体力的な話ではないと思います。今日なども、ボールを取った後にみんなでただクリアで逃げるのではなく、厳しいところに入れてボールを動かすトライを最後までしていたと思います。もちろんインターセプトされた場面も多かったのですが。それをやろうとしなければ相手にボールをプレゼントしてそのまま守備に走るから足が止まったように感じるが、逆にボールを運んで相手のアタッキングサードに侵入していれば、いい意味でゲームを見て休む時間もある。そこは過去2戦から学んでくれたところだと思います。別に足が止まって体力的な問題があるとは僕自身は全然思ってなかった。彼らの意識、ゲームをつくるために自分たちで足が止まるような状況に持って行ったんだよという話だけで」

Q:前節得点した梶川選手を途中から使った意図は?
「本人にももちろん理由を説明しています。今週1週間の流れで、相手に対して何が一番効果的で勝点3を取りに行くのかというなかでのメンバー選考なので、得点を取った選手が次も自動的に出るとは僕は一切言ってない。ただ梶川に関しては悪くて外したわけでは全然なくて、逆に途中から入れてテンポを作り直すことが相手に脅威を与えると思っていました。今日も何度かそういうシーンをつくってくれた。(前回)先発で出て途中でサブになるのは選手としてはつらいと思います。それを、チームの勝点3のために途中から出ても、そういう雰囲気をまったく出さない彼の姿勢は、当たり前と言えばそうだが、僕自身うれしかったし、もう1点取れればあの背が5センチも10センチも伸びるのかなと思いますが(会場笑)。悪くてベンチにしたわけではなく、ゲームプランと流れのなかでタケ(武富)を最初に使ったということです」

Q:島村選手が出場停止になり、DFが足りないのでは?
「あのレッドカードについて島村を責めるわけにはいかないと思っていますし、そこは総合力で、うちにDFがいないとは思っていないので、また違ったことを作っていってほしいと思います」

Q:ここまでの3試合、3トップのメンバーが変わっているなかですべて点を取れていることに関しては?
「去年もたくさん3トップ変えているので、選手としてはこのチャンスを逃したら使ってもらえないといういい意味の緊張感があるのかもしれないが、キリノもカジ(梶川)もタケもJ1でゴールしたのはたぶん初めて。絶対点を取れると送り出すのも違うと思いますし、答えになってないが、おめでとうと言ってあげたい。それぐらい頑張ってくれてると思います。3トップに関しては彼らだけでなくいろんな選手がいるので、また競争させて選んでいきたいと思っています」

Q:ヤマザキナビスコカップはメンバーを色々変えますか?
「色々変えるとも色々変えないとも言えない。そのときにいい選手を使っていきたい。ただチームのオプションを増やすために色んなトライもしていこうと思っています。選手全部変えることが全員にチャンスを与えることだとは思っていません。そのチャンスを奪った選手がピッチに立つべきだと思っていますし、全員そうしてくれている。大事な大会だと思っています」

以上
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

テレビ放送

一覧へ

明治安田J1リーグ 第37節
2024年11月30日(土)14:00 Kick off

旬のキーワード

最新動画

詳細へ

2024/11/25(月) 10:00 【週末のゴールをイッキ見!】明治安田J3リーグ全ゴールまとめ【1124】