●城福浩監督（甲府）：
「会場に入るときにサポーターに盛り上げて貰い、一緒に喜び合いたいと思っていたができなくて残念です。このチームは去年から勝っても課題を見つけ、負けても成果を見つけて成長に繋げるということは変わりがない。やれたこと、やれなかったことを検証して来週のゲームに持って行きたい。（試合の）流れでは前半に相手のレベルの高いスキルに翻弄されて1点を取られて腰が引けたというか面食らってラインが下がった（立ち上がりの）15分間だった。その15分を過ぎてラインを少し上げて相手のスピード感に慣れたところから自分たちのサッカーがある程度はできたと思うが、90分を通してみると途中交代の選手を含めて（チーム全体の）質のレベルアップが非常に重要だと痛感した」

Ｑ：後半の20〜30分くらいまでの戦いの課題は？
「ミドルサードまではある程度ボールを保持したり、フィニッシュの手前ぐらいまでは行ける雰囲気は出たと思います。1点失ってから盛り返すことができたし、その時間はそんなに少なくは無かった。ただ、ピンチも作られたので満足はしていないが後半の20分、真ん中ぐらいの間までにもう1点取れるようなチームにならないといけない。ただ、最後のところで失点をした場面は大きな問題がいくつかあるのでそこは我々の力量でも防ぐことができた失点だと思うのでそこは凄く残念。二度とああいうシーンでやられないように肝に銘じたい」

Ｑ：気温の上昇はゲームプランに影響したのか？
「気候は両チームにフェア。交代選手のクオリティではＣ大阪は相当高いと感じた。我々がシーズンを戦って行く上で、もっとレベルを上げていかないと駄目だと思う」

Ｑ：後半の途中で左サイドバックを入れ替えた意図は？
「（松橋の）負傷と足がつっていたのでプレー中につるとプレーができずに失点に繋がるので替えた。誰を入れるのかはシミュレーションをしていたがそこが機能していたのかといえば、問題があったと認識している」

Ｑ：リーグが違うが昨年からの無敗記録が途絶えたことについて何か思うところはあるのか？
「ステージが違うので（無敗記録は）全く意味を持っていませんでした。今シーズンの我々の立ち位置からするとなりふり構わず勝点をもぎ取る姿勢を毎試合示すしかない。去年の記録を引きずっても何のプラスにもならない」

Ｑ：ウーゴのパフォーマンスについてと、この試合で見つけた成果は？
「この場で個人の評価を話すことは差し控えているので、細かいことは言えないが、去年のチームと比較されると、一番比べられるポジション（ダヴィのいたFW)の選手がピッチに立って2試合連続でゴールを決めたことは、彼自身が自信を持つにはいい機会だったと思う。（ウーゴの）パフォーマンス全てに満足ではなく、彼だけではなく（全員が）もっとレベルアップして決定機をみんなで作っていくことにフォーカスしたい。成果はビデオを見直さないと細かい話はできないが、Ｃ大阪のように個人のスキルが高い相手に途中から自由に形を作らせずに自分たちの時間に持って行けた。自分たちのサッカーに対する拠り所は持てていると思う。そこ先のスキルやアイディアはJ1の他のクラブが決定機を迎えたときの怖さでは我々の方がおそらく迫力不足と感じているのでそこを1週間のターム、数ヶ月のタームでどう改善していくのかは選手と一緒に取り組んでいきたい」

以上