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【J1:第1節 C大阪 vs 新潟】プレビュー:昨シーズン土壇場で残留を決めたC大阪と新潟。逆襲をかける今季の開幕戦で直接対決!(13.03.01)

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2012年12月1日、J1最終節にて劇的な残留を決めた、C大阪と新潟。今からちょうど3カ月前に、互いのホームスタジアムで歓喜に沸き、安堵の思いに浸った両者が、今度は、逆襲にかける2013年シーズンのリーグ戦初戦で、いきなり顔を合わせる。なお、開幕戦でC大阪と新潟が対戦するのは、これが初めてのことだ。

その舞台は大阪長居スタジアム。C大阪にとっては2009年のJ2時代、J1では2004年以来の、ホームでの幕開けとなる。「(ホーム開幕戦は)すごくポジティブな要素だ」とレヴィー クルピ監督が言うように、桜色の1stユニフォームを身にまとうチームとしては、このホームアドバンテージをぜひとも活かしたいところだ。

また、2月27日に練習試合があったとはいえ、始動からタイ、宮崎でキャンプを送って調整してきたC大阪にとっては、これが地元、大阪での、事実上の新体制お披露目の場。今季からC大阪のエースナンバー「8」を背負う柿谷曜一朗を筆頭に、山口螢、丸橋祐介ら生え抜きの若手ら現有戦力だけでなく、FWエジノら新加入選手も含めた、2013年バージョンのC大阪が、ここから始まる。「J1では(ホームから始まる開幕戦は)久々ですし、相手は新潟ですが、開幕戦はどこが相手でもしっかり勝たないといけないし、勝点を取らないといけない。しっかり自分たちの力を出し切って、勝ちたい」と主将の藤本康太も言うように、イレブンのモチベーションはすこぶる高い。

なかでも、練習試合での活躍が目立った、トップ昇格したばかりの18歳FW南野拓実は、注目のひとり。「自分が試合に出ることになれば、チームに絶対貢献しないといけないし、ゴールに結びつけるようなプレー、チャンスメイクやシュートなど、そういうところをどんどん自分でもこだわってやっていきたい」と、そのたたずまいには貫禄さえ見られるほどだ。この新13番を含めて、タレント豊富なC大阪自慢の攻撃陣には、見所は尽きなさそうだ。

その相手となる新潟は、昨シーズン途中から就任した柳下正明監督のもと、今季始動から進化が窺える好調ぶりを発揮中。その顕著な例が、プレシーズンマッチだ。2月16日には、J2でも上位躍進が見込まれる東京Vを2-0と破り、開幕1週間前の25日には、清水にアウェイで4-1と大勝。柳下監督も「非常に良い準備ができている」と自信を示す。

かつ、昨年リーグ2番目に少なかった得点(29点)で苦しんだ攻撃陣についても、その清水戦後には「かなり選手たちの成長というのが見られる」と、指揮官は評価。新加入選手も、FW田中達也、岡本英也らが存在感を発揮すれば、舵取り役のボランチ、レオ シルバは、すでに要として君臨。彼らだけでなく、エースのブルーノ ロペスも健在だ。さらに、リーグ2番目の失点の少なさを誇る守備は、主軸の鈴木大輔、石川直樹が抜けたなかでも、鳥栖から加わった金根煥を中心に、安定感は変わらず。その新布陣と、C大阪の強力攻撃陣とのマッチアップは、大いに注目したい。

攻撃のC大阪と守備の新潟。今までは対局の構図だった両者だが、果たして今季の戦いはいかに。J1での対戦成績はC大阪が6勝4分け2敗と分があるも、2010年以降は2勝3分け1敗と、ほぼ五分の数字。今回も、白熱、かつ、拮抗した見応えのある展開が予想される。ただし、昨年の屈辱を振り払うためにも、スタートダッシュをかける意味でも、この試合、ともに絶対に落とせない。

以上

2013.03.01 Reported by 前田敏勝
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