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[ 2013「九州だJ!」共同記者会見 ]各クラブ監督コメント(13.02.25)

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【各クラブの監督コメント】

●尹晶煥監督(サガン鳥栖):
「昨年に引き続いて、J1の舞台で戦えることを非常にうれしく思っています。昨年は皆さんの期待以上の成績を残すことができました。だからこそ、今年はもっとやらなければいけないと思っています。昨年のベースをしっかりと引き継いで、それ以上の成績をあげられるように、最善を尽くしたいと思っています」

●田坂和昭監督(大分トリニータ):
「昨年から始まったJ1昇格プレーオフで、我々は昇格を果たすことができ、今年からは新たにJ1というステージで戦うわけですが、いい意味で注目をされていると思っています。J2で6位のチームがJ1でどれだけできるんだというところでも注目されていると思いますし、周りの下馬評では最下位候補NO.1といわれていると思うんですけれども、それを逆にモチベーションに変えて、なんとかJ1でトリニータ旋風を起こしたいと思っています。昨年の鳥栖、そして一昨年の柏のようにJ2から上がったクラブがここ数年良い成績を残していますし、我々のモットーである『全員攻撃・全員守備』を出し切ればそういう目標を達成できるんじゃないかなと思っています。バトル・オブ・九州でも、昨年まではJ1同士の戦いがなく、今年からJ1同士でのダービー戦もあるということで、熱い戦いをしてJ1、J2を含めて九州のダービーが熱い戦いであることを、九州にだけではなく全国に発信したいと思っています」

●マリヤン・プシュニク監督(アビスパ福岡):
「我々の目標に関しては、もちろん昨年よりもいい成績を残すことです。なので、順位をどこで終わらせるかということが非常に重要なことです。しかし、その前に観客の皆さんから、そしてスポンサーの皆さんから信頼を得ることが大事だと思っています。私は新監督として今年からチームを率いることになりましたので、今日多くのことをお約束することはできませんが、とにかくハードワークするチームを率いて2カ月が過ぎた頃には細かく目標を設定したいと思っています。バトル・オブ・九州というところでは当たり前のことですが、フェアプレー精神にのっとって、しかし、ピッチの上では熱くいい試合をしていきたいと思っています。そして、ダービー以外でも九州を代表して九州の人々のために熱い戦いを繰り広げます。ベストを尽くします」

●柱谷幸一監督(ギラヴァンツ北九州):
「チームスローガンの『一新』という言葉通り、新しくチームが入れ替わる、そういう気持ちで戦っていきたいと思います。スタッフもすべて一新されて多くの選手が入れ替わりました。その中で自分たちがしっかりといい結果を残していきたいと思っています。特に今シーズンは目標順位や目標勝点は設けていません。毎試合毎試合全力で戦って、シーズンが終わった時点で出た順位、勝点が我々の力だと思って戦っていきたいと思っています。バトル・オブ・九州ということですが、今年は北九州市の市政50周年の節目の年でもあります。その節目の年にぜひ、バトル・オブ・九州でいい成績をとって、J2リーグの中でも上位に位置していたいなと思っています。特にアビスパとは同じ福岡県内でのダービーということで、ぜひアビスパ戦に勝ってほしいという想いが北九州の皆さんにはありますので、2試合とも勝って1年を終わらせたいと思っています」

●吉田靖監督(ロアッソ熊本):
「我々はJ1昇格を目指しています。鳥栖、大分のようにJ1に上がって、なんとしてもJ1で戦いたいという夢を持っています。長く厳しい戦いになると思いますが、今シーズンの目標の6位以内を目指し、J1への挑戦権を獲得できるようなシーズンにしたいと思っています。また、順位だけではなく、1試合1試合全力を尽くして戦います。アグレッシブで攻撃的なサッカーを作りたいと思っています。そして、見に来ていただいた方々が満足していただけるような、また来たいと思ってもらえるような試合をしますので、ぜひいろいろな面でご声援をお願いします」

●高木琢也監督(V・ファーレン長崎):
「何度かこういう場所を経験していますし、ダービーというものも経験していますけれども、私自身、今回は新たなクラブで、そのクラブが初めてJの舞台にチャレンジするということで、今シーズンは最低目標を残留に置き、それからチームの状況に応じていろいろなものにチャレンジしていきたいと思っています。チームとしては初めてのステージ、初めてのダービーということで、とにかくチャレンジの年になるかと思います。そしてダービーに関しましては、どのチームもハードワークというところが大きなポイントになってくると思いますので、そういうシーンをたくさん作れるようなチームを作っていきたいと思っています。また、ホームスタジアムも一新するということで、本当にたくさんの方々に支えていただけるようなチーム作りを心掛けていきたいと思っています」

Q:現在までのチーム作りに関する手応えを教えてください。
●マリヤン・プシュニク監督(福岡)
「私が来日してから41日目になりますが、私のチームの選手たちの成長ぶりについては満足しています。私が来てからまだ短い時間ですが、私は選手のことをしっかりと把握しているつもりです。ですから開幕を楽しみにしています。私は、我々のチームがうまく準備できたというよりも、非常に素晴らしい準備ができたと考えています」

●柱谷幸一監督(北九州)
「多くの選手が入れ替わって。20人の新しい選手が入りました。島原キャンプを2週間やり選手間のコミュニケーションが取れましたし、我々も選手のことを知ることができました。ただ、新卒の選手も6人入っていますので、ピッチの上やプレーでのコミュニケーションが取れるようになるには、もう少し時間がかかるかもしれません。ただ、やるべきこと、やらなければいけないことに関して、開幕に向けてしっかり準備しているので、開幕戦をすごく楽しみにしています」

●尹晶煥監督(鳥栖)
「我々としてはチームが始動してから、大きなけが人が出ることなく、ここまで来られたということが非常に大きなことだと思っています。開幕戦を控えて、選手たちが新しいシーズンに向けて大きな期待感で胸を膨らませていることも感じられています。だからと言って、それだけでJ1を簡単に戦っていけるわけではないということも知っていますので、いい緊張も併せ持っていることを、同時に感じることができます。そして、私もまた、選手と同じように、わくわく感、期待感、そしていい緊張感というものを持ち合わせています」

●田坂和昭監督(大分)
「新たなステージで戦うということで、ここまでトレーニングを続けてきましたが、私の中ではおおむね予定通りに来ています。多少のけが人もいますが、それはJ1で戦うということでトレーニングの質や量を上げたためで、それも想定内というところです。既存の選手と、新しく入った選手の戦術浸透度もよく、自分の中ではしっかりとJ1で戦えるというところまで来ていると感じています。もちろん、シーズンが始まればかなり厳しい戦いが続くと思いますが、いい成果が出せるように準備はできていると思います」

●吉田靖監督(熊本)
「手応えは感じています。ただ、この時期はどの監督も手応えを感じていると思うので、ほかのチームと比べてどこまで整っているかについては、僕自身ははっきりとはわかりません。それでも開幕を楽しみにしています。ある程度の準備はできていると思いますし、あとはとにかくやるだけです」

●高木琢也監督(長崎)
「新しい選手が9人加わったので、まずコミュニケーションを取ることが大事な要素になってきました。泊まりの遠征やミニキャンプを通して、そのあたりの課題は克服できていると感じています。次に必要になってくるのは、チームの共通理解を得るということです。オフェンスに関してもディフェンスに関しても、サッカーにおける重要な要素は共通理解をみんなが持つということですが、クオリティーであったり最後の精度、あるいはディフェンスだったりというところでは、まだまだ求められるものがあります。しかしチーム全体として、こうやるんだよということは浸透してきたと思います。あとはゲームを重ねながら、チーム力をアップするというところには来ていると思います」

Q:J1でのバトル・オブ・九州はかなり久しぶりですが、どのように思っているのかについてお聞かせください。
●尹晶煥監督(鳥栖)
「バトル・オブ・九州は、九州圏内では非常に大きなイベントだと理解しています。そしてまた、J1の舞台でのバトル・オブ・九州が久しぶりであることも理解しています。
そのJ1の舞台でまだ2年目の鳥栖が、J1での経験が豊富な大分と今年、同じJ1の舞台で戦えることを非常にうれしく思っています。そして、大分とともに、多くの方々、多くの子どもたちに、夢や希望や感動を与えられる、いい試合になればと思っています。田坂監督とは現役時代に一緒にプレーをしましたが、非常にクレバーで勉強熱心な監督さんだと思っています。また、選手たちも非常に成長していますし、選手たちからひしひしと意欲が感じられます。ですからバトル・オブ・九州は、本当に楽しいゲームになるのではないかと思っています」

●田坂和昭監督(大分)
「ダービーというのは、ほかの地域でも熱い戦いになるものです。選手たちがファイトしますし、何よりもサポーターが勝敗にこだわっているからです。我々は昨年、県民サポーターの力でライセンスを取ることができましたので、その恩返しの意味でも、しっかりと勝ちたいと思っています。実は、私がトリニータに就任してから、練習試合も含めて鳥栖には1回も勝ったことがありません。先ほど、尹晶煥監督が一緒にプレーしたと話していましたが、同じ釜の飯を食っているんですけれども、指導者になってから一度も勝てていないというのは非常に屈辱的です。ですから、なんとか今年はそれを払拭できるように、2勝できるように、頑張っていきたいと思っています」

以上
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