★2013シーズン始動!ニューカマー・レコメンド
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水戸に在籍した期間はわずか4カ月。それでジュニアユース時代から所属するG大阪の方々に対して星原健太のことを説明するのは、おこがましいだろう。とはいえ、わずかな期間であったが、水戸での経験が星原健太の人生において決して無駄にはならないと思っている。水戸に来たことが彼にとっての何かのきっかけになればいいと思うし、そうなってもらいたいという願いを込めて彼の紹介をしたい。
11試合1得点。満足いかない結果であった。「ゴールをたくさん取ることを期待されて来たのに、この成績はふがいない」と水戸でのプレーに納得いかない表情を見せていた。ただ、結果だけではなく、プレー自体に納得がいかなかった。爆発的なスピードでゴール前に飛び出してシュートを放つという、特徴をほとんど出せなかったことが悔しかった。
昨季の水戸は中盤でのポゼッションを重視するチームであった。そのため相手はスペースを消してくることが多く、星原が抜け出す場所を見つけ出すことができなかった。また、パスの出し手とのコンビネーションも合わず、ほしいタイミングにパスが出てこない場面がよく見られた。「僕の引き出し方が分かりにくいところがあると思うので、もっと動きの質を高めていきたい」と自らが生きる形を模索し続けた。
そこで刺激を受けたのが、岡本達也(現鳥取)の存在であった。決してスピードがある選手ではないが、タイミングや動きの質でDFの裏を取ってゴールを重ねる岡本のプレーは星原にとって驚きであった。また、出場機会に恵まれなくても真摯にサッカーに向きあい、人と壁を作らずに接すことができる岡本の人間性にも星原は感銘を受けた。
「プレーの面でもオフザピッチでも彼の存在は大きかったですね」
岡本の動きを参考にしながら、自分のプレーを見なおした。そして、同じFWとして岡本と切磋琢磨する日々が続いた。水戸では結果を出せず、悔しい思いはした。しかし、「この経験は絶対に無駄にならないと思います。移籍してきてよかったことは間違いないです」と、目を輝かせながら星原は語った。
互いのチーム事情により、残念ながらG大阪に帰ることとなってしまったが、柱谷監督が「僕の中では今季もいてほしかったんだけどね」と語ったように、重要な戦力として見られていたことは確かである。チームとしての戦い方をより一層理解し、周囲の選手とのコンビネーションが高まれば、活躍できたに違いない。もう少しで殻が破れそうだったからこそ、彼の本領を見ることができなかったことが無念で仕方ない。
今、思うのは、水戸での経験をこれから生かしてほしいということ。現在、G大阪ではサイドバックで試されているという噂も聞くが、どこでプレーしようと、スピードを生かして生き生きプレーしてくれればそれでいい。水戸時代、自らに言い聞かせるように口にした言葉がある。それをG大阪で存分に発揮してもらいたい。
「出し惜しみなく、前へ」
以上
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FUJI XEROX SUPER CUP 2013
2013年2月23日(土)13:35キックオフ/国立
サンフレッチェ広島 vs 柏レイソル
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2013.02.14 Reported by 佐藤拓也
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