★2013シーズン始動!ニューカマー・レコメンド
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GKというのは本当に厳しいポジションだ。昨年の碓井健平を見ていて、つくづくそう感じさせられた。「彼ほどの実力者が3番手GKとは・・・」
元日本代表FWの父・碓井博行氏の母校・藤枝東高から筑波大学というエリートコースを歩んで2010年に清水入り。プロ2年目の2011年には持ち前のセービング能力をアフシン ゴトビ監督に買われて定位置をつかみ、公式戦17試合に出場したが、彼自身というよりチーム全体の不調の中でポジションを失い、その後なかなか挽回のチャンスを得ることができなかった。そして3年目の昨年は林彰洋が加入し、彼と山本海人が熾烈なポジション争いを繰り広げ、まさにGK王国という状況の中で、碓井は公式戦出場0、ベンチ入りもわずか3試合という不遇の時期を過ごした。
だが、碓井の能力自体はけっしてサビついていない。最大の特徴は、至近距離からのシュートに対する超人的な反応の速さだ。身長はGKとしては低めだが、抜群のバネと反射神経を持ち、シュートストップに関しては絶対の自信を持っている。エスパルスサポーターは、「え、それ止めちゃうの?」と驚くようなスーパーセーブを何度も目にしている。さらに、GKとしては足でボールを扱う技術も高く、後方からのビルドアップに関わる1人として仕事することもできる。だから、彼が活躍の場を求めて新天地に旅立つのは、プロとして当然のことだった。しかも、新たな舞台は故郷の千葉県。馴染みやすい環境で初めから力を発揮するのは難しくないだろう。
昨年、取材で「1週間オフがとれたら何をしたい?」と聞いたとき、「(東日本大震災の)被災地のボランティアに行ってみたい。今の被災地の現状がどうなっているのか、自分の目で見てみたい」と答えた碓井。それがけっして自分を良く見せるために言った言葉でなく、本当に素直な想いだということは、普段から彼と接している者なら確信できる。雑談をしていると哲学的な話になることも多く、25歳という年齢にしてはかなり“大人”な印象を与える選手だ。
つまり、J2の厳しい戦いに順応するための人間性についても、まったく心配は無用。プレー以外の面でも、周囲に良い影響を与えられる存在になることだろう。J1復帰に向けて頼もしいニューカマーであることは、3年間彼を見てきた清水担当者として自信を持って保証したい。
以上
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★新シーズンの開幕を告げる大会が今年も!★
FUJI XEROX SUPER CUP 2013
2013年2月23日(土)13:35キックオフ/国立
サンフレッチェ広島 vs 柏レイソル
チケット好評発売中!
2013.02.04 Reported by 前島芳雄
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