★2013シーズン始動!ニューカマー・レコメンド
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小柄だが抜群のテクニシャン、松本翔が新しい舞台に挑む。J2の愛媛は、ユースの先輩・齋藤学(横浜FM)がゴールゲッターとしても花を咲かせたゲンの良いクラブ。横浜FMでブレイクし切れなかった悔しさをぶつけ、ステップアップを誓う。
松本翔は、育成組織出身の生え抜きでも特別だ。全国3連覇を果たすプライマリーの最初の日本一の時のエース。そこからジュニアユース、ユースと陽の当たる道を歩んできた。実は初代・全国制覇のメンバーからトップ昇格を果たしたのは松本だけ(ユースに上がれたのが、フィールドプレーヤーでは松本だけ)。早熟の天才児が失速してしまう構図が珍しくない中、松本は堅実に技を磨き続けた。ユースでは、1対1の打開力などで逞しさを身に付けて攻撃のキーマンに成長。3年生のJユースカップでは、一つ殻を破ったかのように猛々しいフィニッシュでゴールを量産し、初優勝の立役者となっている。
トップ昇格2年目となった昨年には、途中出場から何度かチャンスメークの仕事をし、ヤマザキナビスコカップの札幌戦では初ゴールを決めている。斎藤のアシストを受けて冷静に左隅に流し込んだ得点シーン。4月4日のバースデー弾だった。
「出ることを目標としていた立場から、活躍をしなければいけない立場に変わった」
こんな決意が、あのフィニッシュを呼び込んだ。しかし層の厚い横浜FMにあって、この1点だけでは十分なアピールとはいえない。やはりゴールに絡むインパクトを畳み掛けたかった。結局、J1リーグ戦第28節を最後にベンチ入り出来ず、壁にぶつかった印象がある。
健気な努力家、ポテンシャルは秘めている。キックの多彩さ、セットプレーの鋭いカーブ、瞬発力で仕掛けるドリブル突破。自分の狙いどおりのゴールやアシストをいくつか体現できれば、ブレイクするのではないか。チームのために、自分のために。得点数、アシスト数。彼の成功は数字で分かるはずだ。
横浜FMのファン・サポーターとしては、齋藤学と同じルートでの実績を引っさげての還流を願う。一方、愛媛のファンとて、育てたヤングホープを手放す際には逡巡しなくてはならない。しかし、これは幸せな悩み。ぜひ、そういう議論が沸き起こればいい。それは、松本翔がしっかりと活躍した証明に違いないのだから。
以上
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★新シーズンの開幕を告げる大会が今年も!★
FUJI XEROX SUPER CUP 2013
2013年2月23日(土)13:35キックオフ/国立
サンフレッチェ広島 vs 柏レイソル
チケット好評発売中!
2013.02.04 Reported by 池田博人(インサイド)
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