●森山佳郎監督(広島):
「惜しかったですね。1点入れて返したところまではうちらの真骨頂だったんですけど、札幌が強かったです。思っていたよりボールが繋がらなくて潰されて、相手のボール回しをなかなか絞りきれなくて。だいぶ走らされて、それでも集中を切らさずにプレーしていましたが。最後はパワープレーだったので当然ボールを取られると…、それでもみんなやりきってくれたと思います。ギリギリで負けたよりもすっきり、僕もすいませんという感じです。
(高円宮杯優勝から1週間。去年は疲れも見えましたが、今年は集中しているように見えました)はい。集中していたと思いますし、去年からの学びというか、気持ちが出過ぎるぐらいのところまでいっていたので。もう少し落ち着いてやれればよかったかもしれません。去年はふんわり入ってしまいましたが、今年は鼻息荒く入ったはいいけれど、リズムを作れず、一生懸命守って、だいぶ守備の時間が長くて、じわじわじわじわボディブローを何百発も喰らいながら立っているような状況でした。
(それでも90分間0−0で行けたのは選手の気持ちの強さでしょうか?)そうですね。よく走ったと思います。あれだけゴール前にはりつけにされながらも、集中力を切らさずによくやったと思います。
(先制されながらもすぐ追いつくという広島らしさも見せました)はい。ただ次の失点が残念と言えば残念でした。入り方がちょっと…、でもまぁしょうがないです。その後、パワープレーに行ったのはもう一か八かということで。その後我慢できなかったのは、もうしょうがなかったかと思います。
その中でも2点差、3点差になっても外から"諦めるな!"と泣きながら声をかけてくれていた選手達もいました。そんな彼らを誇りに思います。そして自分自身もこんなチームをもてて良かったと思いました。」
以上
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