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【J2:第30節 徳島 vs 湘南】プレビュー:前節の敗戦で土俵際へ追い込まれた徳島。上位・湘南相手にもう一度押し返せるか!?(12.08.21)

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前節・町田戦での敗戦はあまりに痛かった。シーズンの残りが1/3となっても未だプレーオフ圏と小さくない距離が開いていることから勝点3獲得が絶対の使命であったにもかかわらず、チームは勝点を1つも積み上げられない結果に終わってしまったのだから。やはりその黒星は徳島にとって目標へ続く道が霞む痛恨のものとしか言い様がないだろう。しかし、ここまで来れば過去を悔み下を向いている暇はもうないはず。残された可能性を諦めず追い掛けるために、選手たちはすぐに気持ちを立て直して顔を挙げ、やってくる眼前の戦いひとつひとつへ持ち得る全ての集中と力を注いでいくしかない。

とは言え、中2日で迎える今節は非常に難しい一戦となるはず。対するのが4位に着ける湘南だけにかなり厳しい戦況を強いられると予想される。そして湘南がリーグ2位の得点数を誇っている事実から見て、このゲームにおける徳島のカギが守備であることは明らか。最初から受けの姿勢になってはいけないが、その点に注意しつつもまず彼らの仕掛けてくる強烈な攻撃をガッチリ封じなくては勝機も見えてこないであろう。

先に湘南の攻撃について触れておくと、それは非常に強い積極性に満ちている。相手ボールを奪いにいくところから攻めが始まっていると言っても過言ではなく、その精力的なハイプレスによってボールを奪えば人数をかけて分厚くアグレッシブにゴールへ迫るのが彼らの形だ。さらに、菊池大介や高山薫らが出している小気味よい変化も湘南の攻撃の大きな武器と言って間違いない。それによって展開のスピードにもメリハリが付き、いっそう相手守備陣を守り難い状況へ追い込んでいるのである。

では、そうした湘南の攻撃に対し徳島の守りに必要な要素はと言えば、おそらく前へ出ていく対応ではないだろうか。組織全体で勇気を持って押し上げた位置を取り、個々においても素早く距離を詰めてボールへアプローチに行く守備が不可欠のように思われる。そうすれば彼らが入り込もうと目論むギャップ(スペース)を埋めることが出来るし、加えて厄介な存在である菊池や高山らの自由も抑制。湘南の展開を手詰まりに陥れられる可能性は十分高い。もちろんそうした前への姿勢を取るならライン裏へのリスクマネジメントは確実にしておかなければならないが。
そこで徳島のキーマンとして挙げておきたいのが斉藤大介だ。的確な判断とポジショニングで見事なチャレンジ&カバーを実践し続け、シーズン途中にコンバートされたとは思えないリーダーシップも発揮して最終ラインを牽引している背番号16が上手く全体を前方へ押し出してプレーさせられたなら、チームは湘南のストロングポイントをしっかり消すことが出来るに違いない。

その斉藤も「上位進出にはもう負けられない厳しい状況」と自分たちの置かれている立場を理解している。だからと言って目指す先へ歩みを進めようとする意欲は全く薄まっていない。続けて口にした「今日から連勝街道を突き進んでいけるようまずはこの一戦に集中します」という言葉からは決死の覚悟がひしひしと伝わってきた。
果たして徳島は追い込まれた土俵際からもう一度力強く押し返すことができるか!?選手たちの魂と闘志が問われる。

以上

2012.08.21 Reported by 松下英樹
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