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【J2:第30節 町田 vs 鳥取】プレビュー:残留に向けて“直接対決”は落とせない。好調・町田はJ2初の3連勝を狙う。(12.08.21)

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J2は今季町田と松本山雅の入会により、22チームで戦われている。参加クラブを増やし続けてきたJ2の“定員”が埋まり、今季からは最大2チームの降格が実施される。順位表を見ると、下位4チームが勝点4の範囲内で接近し、しのぎを削っている。残留争いが終盤の争点になるだろう。

この試合は“直接対決”だ。ガイナーレ鳥取は19位で、FC町田ゼルビアが20位。勝点差は“2”なので、町田が勝てば順位が逆転する。“ライバルから勝点を奪う”という意味でも、重要な試合だ。町田は千葉、徳島に連勝し、最下位を脱出している。結果として明白に現れているのは守備の改善で、千葉戦と徳島戦はいずれも1-0の完封勝利だった。田代真一が復帰した栃木戦からの6試合は5失点で、期限付き移籍のイ ガンジンが登場した千葉戦からは連続完封。田代の統率力にイ・ガジンジンの強さが加わり、最終ラインの機能が格段に向上した。町田の弱点だったパワープレーの対応は、むしろ強みとなりつつある。

ただし前節・徳島戦の出来について町田の選手に問うと、必ずしもポジティブではない。「チーム的にはあまり良くはなかった」と語るのは守護神・修行智仁。キャプテンの勝又慶典も「後半みたいな戦いはしんどい。全体として守りに入らないというのが大事」と反省を口にする。徳島の大型2トップが勢いを持って前に来ることで、1点をリードする町田は終盤に受身に立たされた。ボールをしっかり落ち着かせて、どんな展開でも主導権を維持する試合運びを、町田は貫きたい。もっとも“いい内容で勝てなかった”町田が、“悪い内容で勝った”のは大きな前進だ。修行は「相手の左サイドは(三鬼)海に当たらないように、ゴールから遠い方にクロスを上げるしかなかった。近くからシュートを打たせる場面がなかった」と守備の工夫を語る。悪い流れの中でも耐える術を、選手は少しずつ身につけつつある。

鳥取も前節に昇格候補・千葉を下し、波に乗っている。その千葉から期限付きで加入している久保裕一と藤本修司は、契約上の制限で千葉戦を欠場。中2日の町田戦に、この2人は休養十分で登場することになる。久保の強さ、藤本の左足は町田にとって脅威となろう。彼らを封じるにはただ中を固めるだけでなく、徳島戦と同様に中盤がしっかりと起点に身体を寄せ、キックのコースを制限することが重要になる。

両チームの前回の対戦は3月17日。町田にとってはJ2入会後3戦目にして初ゴール、初勝利を挙げ、平本一樹がJ2通算1万ゴールを記録する歴史的な試合だった。平本は左足首の捻挫により出場が微妙な状況だが、前回の対戦で3アシストの鈴木崇文選手は、前節に決勝FKを決めるなど好調。鳥取戦2ゴールの勝又慶典も前節からスタメンに戻り、「いい雰囲気で戦えている」とチームの現状にポジティブだ。町田が勝てばJ2初の3連勝となる。初年度のJ2できっちり残留し、クラブをサッカーの街・町田にしっかり根付かせるために、この大一番を必ずモノにしたい。

以上
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