●前田浩二監督（福岡）：

「こんばんは、前田です。今日も多くのファン、サポーターに入っていたにも拘わらず、残念な結果に終わりました。選手はベストを尽くしたと思いますが、今日の試合は、粘り、我慢強さ、冷静さということをテーマに送り出しましたけれど、立ち上がりのところで失点してしまったところが、相手にリズムを渡してしまったのではないかと思っています。ただ、前半の途中、後半は巻き返しを図ったわけですけれども、その部分は評価したいと思っていますし、しっかりと続けていきたいと思います」

Q;１点返してからは福岡のリズムが長く続きましたが、そこで攻めきれなかった印象があります。その要因は、どんな所にあると思われますか？
「攻めきれなかったというよりも、仕掛ける上では、ボールをしっかりと持って相手を崩さなければいけませんし、ラストパスを、いつ、どのタイミングで出さなければいけないかということを、しっかりとみんなで見極めなければいけません。そこのところで焦ってしまう。もちろん、判断力は早くしなければいけないのですが、もっと厚みを持って展開していくというところなのに、速く追いつかなければいけないという焦りにつながってしまう。そういうところに課題があると考えています。そして、こちらが２点目を狙っているところで、逆に相手に3点目を取られてしまったというところが、今日の試合のポイントだったと思っています」

Q;今日、新加入のオズマールが登場しましたが、彼に対する評価を教えてください。
「いくつかチャンスを作ってくれました。彼はまだ日本に来てから２週間程度ですけれども、日本のサッカーに適応してくれるのではないかと思っていますし、期待もしています。同じブラジル人選手としてはサミルがいますけれど、オズマールの加入で、サミルにも科学反応が起こって、いい効果が表れると思っています。Ｊリーグデビュー戦ということでは、これまでのトレーニングを乗りきって入れた試合だったと思います」

以上