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【J2:第28節 甲府 vs 水戸】プレビュー:ダヴィ不在の甲府にとって首位攻防戦以上に重要な水戸戦。甲府はこのピンチを成長のチャンスとする(12.08.12)

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深夜早朝にオリンピックを観過ぎて自律神経がだいぶんボロボロになっている人が多いと思うが、さらに今週後半は「なでしこ」と「関塚ジャパン」のピークだった。そして、ふと冷静になると甲府が何位だったのか判らなくなってしまい、J's GOALのJデータ・速報からJ2順位を「ポチッとな」と調べると・・・「1位」。デヘデヘッ。な〜んて事を書くと勝利の神様に嫌われそうだが、クラブ史上初めての1位でホームゲームを迎えるのだから少しくらいはしゃいでみたい。でもでもでもでも今節と次節は甲府がここまで挙げた40ゴールのうちの半分の20ゴールを決めているFWダヴィが出場停止。「そんなの関係ねえ」と言いたいところだけど、超関係ある。あんなゴリゴリFWの代わりはいない。水戸の皆さんも第1クールのリベンジをするには絶好のタイミングだと思っているはず。

今節の最大の注目点はダヴィの穴を誰が埋めるか。でもダヴィと同じことはできないので、誰かが穴を埋めるのではなく、チームとしてダヴィがいなくても勝点3を取ることが出来るかどうかの戦い。というのが正確な表現。ダヴィがいたとき同様に4−3−3という配置でいくのか、4−4−2で行くのかも気になるが、城福浩監督は4−3−3を選択する可能性が高い。20ゴール決めているのだからダヴィは物凄い功労者だけど、ダヴィにボールが入るとチームとしてのコンビネーションが終わってしまうというマイナスポイントもあった。開幕当時から比べれば最近はダヴィから出るパスも増えてきたので、課題は改善されつつあるがダヴィの出場停止を逆手に取るチャンス。

そのチャンスの主役は高崎寛之が有力。開幕当時からダヴィとツートップ(4−4−2)でコンビを組んできたが、チームが4−3−3に切り替えるにつれてチャンスが減ってゆき、ここ4節は3試合でベンチ外、1試合はベンチで出場なし。本人は暗い表情は見せないが、スタンドで試合を見ることは辛いはず。「最近試合に出てなかったのでチームのために頑張りたい。チャンスが来たので自分のプレーを表現したい。ダヴィのようなゴリゴリではないけど、周りとうまくコンビネーションを使って自分も周りも活きるプレーをしたい。この時期のこの順位は大事なので甲府にとって落とせないゲーム」。性格なのか、高崎は悲壮感を強く出す感じではないが、秘める想いは強いはず。第20節富山戦(H)のダイナミック・ツーゴールのイメージが強く残っているだけに、高崎にはこのチャンスをゴールと勝利につなげて活かして欲しい。そう思っているファン・サポーターも多いはず。

甲府の選手全員に共通していることは「ダヴィがいなけれ勝てない」と言われたくないということ。エースストライカーが思ったように点を取れなくて苦労しているチームからすると贅沢な悩みだが、ビルゲイツにだって悩みがあるように、資金力ではJ2の中堅クラブ・甲府にはダヴィ以外の選手の得点力を如何に高めるかという悩みがある。この課題の解消に向けてダヴィが出場停止となるここ2節はチャンスにしなければならない。高崎を軸にどれだけやれるか、どんなコンビネーションを見せることができるかはやってみないとわからない。また、城福監督も「ダヴィがいないマイナスを最小限にしたいが、ダヴィがいない故の良さもしっかり出すためにコンビネーションを高めたい。ダヴィのいない2試合は首位攻防戦以上に重要な意味がある。勝点3を重ねることができればライバルチームに与えるダメージは大きくなるはずだし、自分たちの自信も大きくなる」と、ダヴィ不在試合の重要性を強調する。首位2週目にして大きな試練なのだ。

今節ホームに迎える水戸は、お盆の渋滞を避けるためにバスではなく、電車で甲府入りをするという話。この時期のアウェイは選手もサポーターの皆さんも大変。この水戸は塩谷司が広島に移籍して今節からディフェンスラインの要を新しく作らないといけない。この点では攻撃の要(ダヴィ)と守備の要(塩谷)を欠くという事でなんとなくイーブン。水戸は、鈴木隆行が出場停止だが、前節の山形戦を見ると三島康平と岡本達也のツートップがフィットしているから鈴木とは違う怖さを発揮できるはず。三島のヘディングの強さは攻撃の起点になるので甲府のディフェンスラインは結構しんどい目に遭わされるだろう。でも、今朝の関塚ジャパンの韓国戦を思い出せば1本のパスがどれだけ恐ろしい結果をもたらせるかは十分わかっているので、甲府のディフェンスラインとGK・荻晃太は対応するはず。この時期のアウェイは気の毒なので桃だけでも持って帰ってもらいたい。

以上


2012.08.11 Reported by 松尾潤
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