●セルジオソアレス監督（Ｃ大阪）：

「前半ですが、我々は勝たなければ次のラウンドに進めないという状況にありながら、すべてが、プレーも含めて、遅かった。そこは一番の大きな反省点だったと思います。鹿島さんにしてみれば、緒戦で勝利をおさめ、アドバンテージを持っている分、しっかりとブロックを落として、我々のミスを誘ったあとに、ドゥトラ選手、レナト選手、あるいは大迫選手、興梠選手の２トップ、そういった選手のスピードを活かした攻撃というところで、試合を進められたと思います。そのなかで、鹿島さんの狙い通りの形で０−１にされてしまった。これが非常に悔やまれます。先程も言いましたが、我々にとって、もっとスピードアップした試合展開をしなければならない状況にあるにもかかわらず、すべてが遅かった。縦の動きもなかなか出ない、チャンスはある程度作ったけれども決して満足行くないようではない、そういう内容でした。
後半ですが、そこを修正して、より前から圧力をかけられるようになったんですが、カウンターで鹿島さんの狙い通りの追加点を奪われてしまい、その流れで同じく前がかりになったところで３点目も取られてしまった。そういうところで、勝負が決まってしまった。そういうゲームだったと思います」

Q:札幌戦に比べて、ピッチから伝わる気持ちの面で、違いを感じたんですが、その点についてはどのように思うか？
「私の見方は少し違う。決してカップ戦の準々決勝において、気持ちであったり、気迫であったり、そういうものがなかったとは、監督としてまず考えにくい。私の見方は、札幌戦に比べて、すべてが、プレーも含めて、遅かったと。そういう部分が一番大きな問題ではなかったかなと思います」

Q:週末にはＧ大阪との大阪ダービーも控えているが。
「ダービーということで、まったく他のゲームとは意味合いの違うゲームになると思っています。ダービーという伝統の一戦ということもあり、さらにライバル意識もお互い強く持っていて、そして今季の両チームのおかれた状況を考えると、このダービーの重要性というのが、より重要性を増すと。これは間違いないと思います。勝点でいえば、我々のほうがＧ大阪さんとは、５ポイントの差をつけていますが、さらにＧ大阪さんに勝つことで、厳しい状況から一歩でも抜け出す形をとれるよう、土曜日は我々のベストを尽くして戦います。２日間、木曜日、金曜日は、決して練習できる時間はないと思うので、しっかりと休養に充てて、我々のサポーターの皆さんに勝利を喜んでもらえるよう、最高の準備をして、最高のゲームをして、そして、結果を必ず勝ち取りたいと思っています」

以上