水戸から広島へ完全移籍した塩谷司選手の加入会見が８日に行われた。会見での出席者のコメントは、次のとおり。
塩谷司選手、水戸ホーリーホックより完全移籍加入のお知らせ

●本谷祐一社長
「塩谷司選手にはＪ１の３クラブからオファーが届いておりましたが、そこで我々サンフレッチェ広島を選んでいただきました。本当に嬉しく思っています。しっかりと活躍していただきたいと思います。リーグも中盤にさしかかっておりますが、今の位置（上位）でしっかりと最後まで闘いたい。そのために選手層を厚くするための補強です」

●織田秀和強化部長
「選手たちが本当によく頑張ってくれておりまして、リーグ戦でもいい位置につけております。そこに満足することなく、さらに上を目指すには、ＤＦラインの層を厚くしたいということは、私も監督も一致しているところでした。ただ、誰でもいいということではなく、広島のスタイルに合う選手をリサーチしないといけません。そこで候補としてあがってきたのが、塩谷選手です。
昨年、ルーキーの時から水戸でポジションをつかみ、今季もレギュラー。Ｊ２とはいえ、試合経験は豊富な選手です。彼のスタイルは広島に合うと考えました。１対１の強さに加え、自分でボールを運び縦パスを出すなど、攻撃面の能力も高い。もちろん、戦術に慣れる時間はかかると思いますが、早い段階でレギュラーを脅かしてくれるポテンシャルを持っていると思っています。さらにクラブ側の想いとすれば、長く広島でプレーしていただき、近い将来の（チーム）リーダーになってくれればと思います」

●塩谷司選手
Ｑ：塩谷選手にご質問いたします。今の心境は？
「こうやって会見開いていただき、Ｊ１の選手になれたんだなと実感しています」

Ｑ：広島移籍を決めた理由は？
「３クラブからオファーを頂いたんですが、オファーが届いたのは広島が最後でした。ただ、以前から広島のサッカーは面白いと思っていたし、広島のサッカーをやってみたいという想いが強くて、移籍を決意しました」

Ｑ：広島のサッカーの印象は？
「ポゼッションを大切にするし、見ていてもプレーしても楽しいサッカーだと思います。その中に入りたいと思っていたので、移籍できてすごく嬉しいです」

Ｑ：アピールポイントは？
「１対１の強さ、そして攻撃の基点になれると思っています。パスもできるし、そういうところは通用すると思います」

Ｑ：広島の街に対するイメージは？
「食べ物が美味しそう。お好み焼きだったりカキだったり。そこは楽しみにしています。今度、美味しいところを教えてください（笑）」

Ｑ：優勝争いをしているチームへの移籍について。
「大きな挑戦だと思います。決断にも勇気が必要だったので。自分の中では人生最大の挑戦だと思います」

Ｑ：今季の目標は？
「１日でも早く、Ｊ１のピッチに立ちたいですね。まず試合に出ること。そこを一番に考えています」

Ｑ：１位ということは、意識しますか？
「凄いチャンスだと思います。注目もされていますし、自分をアピールするチャンスだとも思います。広島のＪ１優勝に貢献したいですね」

Ｑ：サポーターにメッセージを。
「広島のＪ１優勝に貢献するためにやってきました。１日でも早く、顔と名前を覚えていただくために頑張ります。よろしくお願いいたします」

Ｑ：広島は３バックですが、経験は？
「自分自身、３バックの経験はないんで、それも挑戦だと思っています。どこまで通用するかわからないですが、１対１の強さも３バックではとても重要。そこをアピールしたいですね。ポジションは、センターでも右でも左でも大丈夫です」

Ｑ：最大のアピールポイントを一つに絞れば？
「ポゼッションでパスをつけるところだったり、攻撃の基点となるパスを出すところを見てほしいです」

Ｑ：水戸のサポーターに対して、メッセージがあれば。
「（自分にとっての）最終戦の時、水戸のサポーターには話をさせていただき、想いは伝えました。本当に感謝しています」

以上