●反町康治監督(松本):
「前半と後半は少し違うチームでしたね。スペイン対日本みたいなゲームだったかなと(笑)。ある程度は分かっていたんですが、何かが違うというのを前半20分くらいから感じていて、持ちこたえればいいかなという思考回路になっていたんですが、その矢先にやられてしまった。そのことによって、少しゲームのプランを変えて、交代要員を入れてアンカーに1人を置いて、向こうの高い位置にいるサイドバックには喜山と大橋が行くというプランに変えて、前半のような後手に回るようなことはなくなりましたね。それを防がない限りは話にならなかった。そこで安定して、時間帯も含めて少し前を強くしなきゃいけないということで、向こうもそれでかなりリズムを壊して、攻撃で足が止まってしまった感じでしたので、付け入る隙があったので、攻撃に圧力をかけるようにメンバーを替えてやりました。少しリスクはありましたけども、向こうにもシュートミスや最後のところのミスがあって、本来は負け試合のようなゲームでしたけども(勝点)1をとることが出来たのかなという感じはしました。
質問されるので答えておきますけども(笑)、トミ(久富)はここのところ夏場になって調子を上げてきていて、向こうも内田を下げていたので勝負できるかなと。少しはこっちに優位性が見られるかなというので、トミを入れました。(敢闘選手に贈られる)信州ポークを貰っていましたが、食べても今更大きくならないと思いますけども(笑)、非常嬉しく思っております(笑)。
今日は松田の一周忌ということで特別な試合という話は選手にもしましたけども、だからといって(船山)貴之のように特別なオーバーヘッドをしなくても、普段のトレーニングで出していることをゲームに出してくれと送り出しました。まあ、新聞に使いやすいコメントを言わせてもらえれば、天国で松田が『こんなんじゃいけないだろ』という発破をかけて、それに奮起した選手が最後に山雅らしさを出した後半だったと思います。前半からそういうゲームを出来ればもっと良いんでしょうね。ただ、サッカーは相手があってやるゲームなので、今日は完全にそういう意味ではゲームプランのミスも含めて、私の反省点でもあります」
Q:前半悪かったのは、メンタルの部分でしょうか。それともコンディションの部分でしょうか。
「コンディションは悪くなかったと思います。さっき言いましたけども、完全に僕のミスと言っても良いかも知れませんね。攻撃も単発でしたよね。あれもちょっとミーティングで言ったがために意識過剰になりすぎたとは思います。10何年やっていますが、まだまだ反省が多いということで今日は自分を責めたいと思います。一緒に飲みにいきますか?(苦笑)」
Q:先ほど仰られました、『何かが違う』とは?
「色々でしょうね。11人対11人のやっているゲームじゃない。こっちが一人か二人退場しているような、後手に回されていた。ここのところ愛媛は、前節の大分ともそうだったんですが、ボランチが引いてきて両サイドを高く上げて数的有利を作ってという形をそのままやられたわけですが、その処方箋をしっかりと僕が整理出来ていなかったということです。ただ後半は試合を見ながら一番良い処方箋を出したらそこそこ(効いた)。向こうも攻撃で足が止まったことで、時間をかけている分だけアシストがいないですから。我々がアシストしていたわけですから。まあ、勉強になった試合でした。何かが違うなというのは自分のプランと少し違っていたので、それが反省点ですね」
Q:伊藤選手の動きについて、次への展望。
「伊藤に力があれば飯田に替わって試合にずっと出ているわけで、まだまだ足りない部分があるからでしょうね。ただ、ゲームの入り方とか後ろって結構難しいんですよ。伊藤のチャントも初めて聞きましたし、これからも大事な戦力です。これからも次に向けて頑張ってもらいたいと思います。彼は横浜FCにはいましたけども、まだ経験値は足りないが、若いし吸収力もありますので、何とかこれを機に経験値をどんどん増やしていって、レギュラー争いに加わってもらえるように頑張ってほしいですね。普段トミと仲が良いので、今日はトミに救われた部分があるんじゃないでしょうか」
Q:8月は同順位の相手との対戦が続くが、今日見る限りではポゼッションされすぎている印象を受ける。その辺りの改善策は。
「我々はもともとポゼッション率で勝とうとは思っていませんですしね。前半戦にポゼッション率で勝っているのは富山と栃木戦ですが、0-3と0-2で負けているのかな。そう考えて、ポゼッションでそのまま勝負が決まるのなら毎日ポゼッションの練習をします。ただし、今日みたいに後手に回って切迫感が生まれて、相手にボールを持たれて足を動かされてしまうと普通のチームならば残り15分のパワーを出せないわけです。それでも我々はパワーを出せているというのは、トレーニングの成果かなと感心しています。ただしさっきも言いました通り、勝点は同じですからね。そこはしっかり反省しないといけない。新しい戦力も加わり、累積もどんどん増えていきます。チーム内競争はより激しくならなければいけないし、自分は試合に出ているからといって左団扇で練習をやられてしまうと困る。これから外国籍選手も加わる可能性もありますし、もう一つステップアップするには分厚い戦力を用意しなければいけない。そこは考えております。まあ、いつもは自分たちの試合の映像を見るんですが、今日は前半見たくない(苦笑)。早送りか後半から見たいと思います」
以上
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