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【ヤマザキナビスコカップ G大阪 vs 柏】プレビュー:J1リーグ戦では大敗を喫したガンバ大阪がホームの地で柏レイソルに借りを返せるか?!(12.07.24)

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7月25日より、2012 Jリーグヤマザキナビスコカップの決勝トーナメントがスタート。ACL参戦のため予選リーグを免除されていたガンバ大阪が今季初めて、同大会に登場する。その準々決勝の相手となるのは、G大阪と同様に決勝トーナメントからの参戦となる柏レイソル。6月30日に行われた同カードでのJ1リーグでは、G大阪がホームで2-6で敗れるという屈辱を味わったが、今対戦ではG大阪がその借りをホームの地で返すことができるのか。あるいはそのJ1リーグでの戦いで03年5月以来勝てていなかった鬼門『万博記念競技場』で嫌なジンクスを打ち破る勝利を手にした柏が、その自信を胸に再び勝利を引き寄せるのか。注目の一戦になりそうだ。

G大阪の注目は今月20日にJリーグ選手登録が完了し、背番号9を背負うことになったFWレアンドロだ。来日当初は別メニューでの調整が続いていた同選手だが、ここに来てチームに完全合流。懸念されていたコンディションも上向きにあり、松波正信監督も「公式戦に出場できるコンディションは十分ある。あとは、ゲームを戦いながら更にあげていくことになる」と太鼓判を押している。また15日に行われた彼にとって来日後初の対外試合となった桃山学院大学との練習試合(35分×2本)でも、後半から出場し1ゴールをあげたり、21日に行われた紅白戦ではスピードやシュート力といった“らしい”プレーを随所に示すなど、周囲とのコンビネーションも徐々に高まりをみせている。あとは、本人が口にする「100%以上の力を発揮してチームに貢献する」という言葉をピッチで示すのみ。09年に約半年間、G大阪に在籍した際に残した驚異的な結果――J1リーグ21試合に出場し11得点、ACL6試合に出場し10得点――の再現を期待したいところ。と同時に、彼が6月27日に来日して以降、G大阪はJ1リーグ3試合を戦い全てで黒星を喫しており、順位も17位に低迷している状況だが、週末に神戸戦が待ち受けるJ1リーグにも弾みをつけるようなパフォーマンスを期待したい。

対する柏は先にも書いた通り、直近の対戦で圧勝したスタジアムに自信を持って乗り込んでくることになりそうだが、今節は残念ながら前節の清水エスパルス戦で退場したMFジョルジ ワグネルが出場停止に。また、前回対戦時が柏でのラストマッチとなったDF酒井宏樹もすでに登録抹消となっており、前回とは違う顔ぶれでの戦いを強いられることになる。もちろん、そうはいっても、清水戦では共に退場者を出す中で、一度は2点差に引き離されながらも逆転勝ちをおさめるなど、J1リーグのディフェンディングチャンピオンらしい勝負強さを示しており、勢いもある。それを『タイトル』に照準をあわせたJ1リーグ後半戦の確かな勢いに変えていくためにも、99年の初タイトル以来遠ざかっている同大会での『タイトル』を目指し、勝利に拘った戦いを繰り広げることだろう。

同カードにおける記憶に残る一戦としてあげられるのが、ガンバ大阪が天皇杯を初めて制した2008年の決勝だろう。同年のG大阪はACLを初制覇した後、12月もクラブワールドカップを戦い、チームとしても選手個々としても満身創痍で年末を迎えていたが、「天皇杯を獲らなければ、来年のACLに出場できない」という危機感が選手たちの背中を押したのだろう。一進一退の戦いの末、延長後半にFW播戸竜二がゴールを決め、同大会が初の天皇杯決勝進出となった柏をねじ伏せた。あの当時の両者の実力を冷静に比べると、圧倒的にG大阪が強さを誇っていたが、昨年は柏がJ1リーグを初めて制したように、また今季のJ1リーグでもG大阪の17位に対して、柏は5位と上位争いを続けていることにも示されているように、両者の力関係は逆転しつつある。それを柏が改めて証明するのか、あるいはG大阪がそのプライドに賭けて、決してそうではないということをピッチで示すのか。両クラブのプライドのぶつかり合いにも期待したい。

以上

2012.07.24 Reported by 高村美砂
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