13日にイエーテボリ入りした東京ヴェルディU-16は、Gothia Cupを戦い終え、いよいよイエーテボリ滞在最終日を迎えた。

チームとしての戦いは昨日、ベスト16で幕を閉じたが、最終日は11時からチーム全員でU-16決勝を観戦。パリFCとクルゼイロの対戦となった決勝は、大方の予想を裏切り、0-0のPK戦からパリFCが優勝。多くの観客に見守られ、誇らしげに優勝トロフィーを掲げるパリFCの勇姿を見た後、楽しみにしていた時間へ。

今大会、ユニフォームなどの洗濯や食事、現地の人たちとのコミュニケーションなどで、現地在住の日本人の方々に大変にお世話になった。その中の一人である、現地在住の日本人とスウェーデン人のご夫婦の一家の家に招待をされ、チーム、メディア、今回いろんなフォローいただいた現地在住の日本人の皆さん全員で、お疲れ会を兼ねたバーベキューを行った。

深い緑に包まれた自然豊かな大きな庭と、大きなテラス。庭には大きなトランポリンと、ミニサッカーが出来る広さとゴールがあり、選手たちは大喜びで、これまでの疲れを感じさせないほど、ミニサッカーに興じたり、トランポリンに興じるなど、元気な姿を見せた。
そして、お肉だけでなく、手作りの味ごはんやポテトサラダ、手作りスイーツなど、拓さんのおいしい食べ物に、全員が舌鼓を打つと、再びミニサッカーやトランポリン、ミニバレーなどに興じるなど、それぞれが思い思いの時間を過ごした。

最後はご一家と、お世話になった人全員に、チームから全員のサイン入りのトレーニングウェアやチームジャージ、レプリカユニフォームを贈呈。チームを代表して、小田島怜主将から「今回は大変お世話になりました。悔しい結果に終わりましたが、凄く貴重な経験が出来ました」と感謝の言葉を述べた。全員が楽しい時間を過ごし、今大会を締めくくった。

「今回は非常にいい経験が出来た。サッカーだけではない、これだけの多くの国々の人、子供たちが一同に集結し、学校で共同生活を送りながら、コミュニケーションや文化交流を行う。すべてにおいてなかなか経験できないかけがえのない経験が出来た。本当に意義のある大会だった」（山本佳津アカデミーダイレクター）。

今大会はすべてが意義のある貴重な経験だった。昨日のVIPツアーでは、世界各国の指導者、責任者が集まり、食事を共にした際、山本アカデミーダイレクターが東日本大震災の世界の支援について、今回の招待について全員の前で感謝の意を伝えた。選手たちの国際交流、指導者や責任者たちの国際交流など、サッカーの枠を超えた多くの出来事があった。
『カルビーグローバルチャレンジ』の第一回として行われた今回の東京ヴェルディU-16、Gothia Cup遠征。参加した全員が、サッカーの枠を超えた、かけがえのない経験を積むことが出来た。

以上


2012.07.21 Reported by 安藤隆人