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ルヴァン 準々決勝 第1戦
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【J2:第22節 湘南 vs 松本】曹貴裁監督(湘南)記者会見コメント(12.07.01)

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●曹貴裁監督(湘南):

「試合開始から何分経っているか分かりませんが、まぁちょっと、どう総括していいか正直解らないような試合なんですが…。監督として、今日プレーした選手たちには素直に感謝を言いたいと思います。それを支えてくれたサポーターにも、もちろんいつもと同じように感謝の気持ちを持って、ここで感謝の礼を述べたいと思います。山雅さんと対決するにあたって、僕も反さん(反町監督)からいろいろなことを学んだし、アウェイの時はちょっと何か物足りないような試合内容だったので、今日はやはりホームで成長した姿を見せたかった。それは選手も同じだったと思います。そういう意味ではアディショナルタイムの3分で最後やられましたけれども、それ以外の時間帯は我々の良さを、逆に言ったら今年一番出せたかもしれないというような、攻撃の良さ、それから守備のコンパクトネス、この前の千葉の少しラインをコントロールしながらという所も含めて、選手はよくやったと思います。今日、勝点2を落としてしまったという形になるんですけれども、それはもう本当に僕のやらせ方が、最後のゲームをクローズさせる仕方も含めて、自分で自分の事を物足りない監督だなという風に思っています。選手たちは、何度も言いますけれども、勝点3を取ることに向かって100%やってもらったし、強いて言えばあれだけ決定機を作った中でもう1点取れなかったということが、神様がお前らそんな甘くないよと、1点取らないと上には行けないんだよということを教えてもらったのかなという気持ちでいます。今日、岩上が長いブランクから戻ってきたりと明るい材料もあるので、明日もジェフさんと練習試合をしますけれども、しっかり切り替えて、次の水戸さん、大分さんとアウェイが続くのでそこで今日の悔しさを存分に出せるように、もう一度基本に立ち返ってしっかり準備していきたいと思います」

Q:最後の部分で足りなかったというのは具体的には?
「洋輔(野澤)がよかったってことじゃないですか?(笑)。今もそこで会ったので言ってきたんですけど。何が足りないかと言ったら、技術も足りないし精神的にも足りないし、入ってくる人数も足りないんでしょうけど、今年の我々のコンセプトで得点を取ろうという前に決定機をたくさんつくれるようになろうという話をシーズン前に選手たちに要求してきました。そこで入る入らないは普段の練習だったり、もしかしたら運もあるかもしれないし、GKのナイスセーブがあるかもしれない。そこの部分に関して、ネガティブな印象は僕は全然抱いていないのですが、あそこでどうやって入れるかというのは、何か自分なりにヒントを考えて、どの監督さんも考えられると思うんですけども、自分の中でしっかり研究してそれを選手たちに落としていきたいと思います」

Q:ハン選手を途中で代えたのは万一ケガをしたら困るからか?
「そんな余裕はなかったです。本人が痛みをちょっと訴えていたので、そういう意味での交代ですね」

Q:明日出発するハングギョン選手にコメントを。
「今本人とも話してきたんですけど、コーチ時代も含めて3年近くの付き合いになりますけど、来たときの彼と今を比べるとまず選手としてのオーラが全く違います。やっぱり今日もルーズボールや球際にはほとんどウィン(勝ち)していましたし、そういう良さが彼の特長だと思います。真摯に毎日コツコツ積み上げてきたことがこのオリンピックということに繋がって、湘南ベルマーレらしいと言いますか、そういう選手だと思うので、ぜひミョンボさん(ホンミョンボ監督)と誠剛さん(池田誠剛フィジカルコーチ)のチームのオリンピック代表として、世界の選手を相手にいい試合をしてもらいたいなと、いち人間として強く思います」

Q:ハン選手は1ヶ月間はいないということだが、その期間については?
「最初から不在になるということは分かっていたので。グギョン中心のチームで、グギョンがいないと何もできないようなチーム作りをしているつもりはないので。もちろん彼は大事な戦力ですけど、グギョンがいない分、他の選手がもっともっとファイトしてくれると思いますし、絶対的なレギュラーはこのチームには存在しないということはシーズン当初からずっと言ってきています。グギョンがいないからダメだなと思われるようなチーム作りをしているつもりはないので、それは僕は全く心配していません」

Q:ベルマーレは両サイドの上がり下がりがひとつのバロメーターだと思うが、最初に連勝していた時はきちんと決められた通りに上がり下がりしている印象だった。成績が出ていない時は躊躇している印象。今日見ると最初の頃より自分たちで掴む感覚というものを非常に上手くなったと感じたが、そのあたりは?

「そう言ってもらえるのはすごく嬉しいんですけど、僕は勝てなかったときに選手たちに言ってたのは『勝ってる時も全部がよかった訳じゃないし、勝てなくなったことが全部悪い訳じゃない。でも、このベルマーレのスタイルにもっとそれを発展的にしていくにはお前たちの判断が大事だ』という話はしていたんですね。だから、行く行かないというのは0.(コンマ)何秒のことを監督が全部決められないと。でもそれを決められるように、ベターな方法を取れるような練習をやっているつもりです。そういう意味ではここ最近の彼らはプレッシングに行くときも、行く行かないの判断が伴うようになりましたし、でも前提としては絶対にコンパクトにしないといけないんだよってことも彼らは理解しています。前半なんかは特にウチがラインを上げるのが早いので3人か4人、向こうが置いていかれてというような状況が何回かあったと思うんですけど、あの状態を両サイドがいつ行くのかいつ下がるのかということも、主体的に彼らが判断してできることが僕は彼らの成長とチームの勝点3に繋がると思っています。ただ、ああいった展開になってしまっているので、そう言っていただけて嬉しいんですけど、素直に喜べないなという感じです」

Q:後半の終了間際41分くらいに宮崎選手を入れたがその時に入れた後は何をしようとしていたのか?
「すごいいい質問だと思います。僕は、正直もう1点取りに行こうと思っていました。守りきるんじゃなくて。でもそれがチームにとっても、もう一つは泰右(宮崎)にとってもよかったのかなということは自省をしているところです。宮崎は非常にいい能力を持った選手なのでそういうところの場を彼が乗り越えることで彼の成長にももちろん繋がるし、それが1点を取る、それに絡むということを彼の仕事として要求して出したんですけど、展開的にお前やりすぎだよって言う人もいるかもしれない。でも、そのことに関して彼に全く責任はない。もう1回あの状況だったら同じことをするかと言ったらちょっと分からないですけど、あの時にやった僕の選択に関して後悔はしていないです。泰右にとってもチームにとっても、絶対大事だと思ってそれを出しているので。ただ、結果的にはそれがよかったかどうかというのは皆さんの判断にお任せしたいと思います」

Q:1点を取るというのはチームとしての統一したものか?
「守り切るメンタリティのことは最初からやっていないので。泰右を使うということは賢治(馬場)が泰右にスペースに出したりして、それはもう選手自らお互いのことは分かっているのでやっていたと思います。それで1対1でPKをもらったらいい采配になるし、今日みたいになったらダメになるし。その辺の際のところの僕の判断が今日はもしかしたらそっちに行っちゃったと思うんですけど。守備的にやってやられるより、今日みたいなことをやってやられるほうがマシかなと、自分で自分をちょっと慰めていますが」

Q:水戸の次の大分は厄介な相手だが?
「厄介なのはどこも同じなので。僕は次の水戸のことも大分のことも、まだ何も考えていないので。ただ、今日のゲームのフィーリングを彼らが常に出してくれれば、勝点3の可能性は近づくんじゃないかと思って信じてやります。『ただ』というところについてはスタッフ全体でもう一回考えて選手に落としていかなければいけないなと思います」

Q:普段なら縦に勝負していくようなところでも今日は止まってミドルを打つ印象があるが戦略か?
「山雅さんはJ2の中でもすごく特殊な…とい言い方は正しいか分からないですけど、反さんがやられる研究の中ですごくまとまりのあるディフェンスのチームなので、僕はその裏をかこうと思っていました。それも選手たちが理解してやってくれたんですけど、入らなかったですね」

Q:後半は常に仕掛ける部分があったがそれはどこかのタイミングで?
「縦に仕掛けるのか中に行くのかというのは、僕は選手の判断に任せているんですけど、一つキーワードが山雅の守備にはあって。それは山雅さんも次があるのであんまり公にはできないですけども、そういうところで中に行ったときと、縦に行ったときの選手が判断しやすいような材料は、ビデオと練習で示しました」

以上
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