昨日(6月17日)のJ2第20節には今季の四国ダービー第1戦が行われましたが、そのキックオフ前のピッチではすでに熱い戦いが繰り広げられていました。前座試合として『徳島ヴォルティス・大塚FC OBvs愛媛FC OB』が開催されたのです。その戦いの場には往年(と言っては失礼な年齢の方ばかりでしたが…)の名選手たちがズラリ。大塚FCのOBとしては監物政希氏(現在徳島のアカデミー・GKコーチ)や吉成浩司氏(徳島市立高から筑波大、G大阪を経て大塚FC)、徳島ヴォルティスのOBとしては羽地登志晃氏(現在徳島のU−15コーチ)や挽地祐哉氏(クラブのJ昇格初年度から2010年まで徳島一筋で活躍)らが顔を揃えました。
その中に、ひと際大きな声援を受けるプレーヤーを発見。それは、大塚FCと徳島ヴォルティスの両方で計14年にわたって活躍し、ミスターヴォルティスの愛称でファン・サポーターから親しまれた片岡功ニ氏(2009シーズンで引退)でした。
現役時代の彼の代名詞はトリッキーで切れ味鋭いドリブル。積極果敢に相手へそれを仕掛ける姿は、当時何度もスタジアムを沸せたものです。さすがにこの日は「ずっとボールを蹴ってなかったのでケガが心配で(笑)」と際どい突破は封印していましたが、それでも「やっぱりここに立つと気持ちいいです!」と久しぶりのピッチを存分に楽しんだ様子。汗にまみれた笑顔からも、その気持ちはハッキリと伝わってきました。
さらに、昨季昇格争いを演じるまでの成長を果たしたクラブについて話を向けると「すばらしいと思いますよ」と賞賛の言葉。ただその一言で終わらなかったところがミスターらしく、「昨季はああいう形で成果を挙げましたが、ヴォルティスは現在もまだ成長している途中。だから苦しい戦いの時もあるけど、ファン・サポーターの皆さんにはそれを理解してぜひ応援を続けてもらいたい」と、引退した今もクラブのことを深く考えたコメントを聞かせてくれたのです。
ミスターのヴォルティス愛は変わることなく、本当に大きなものでした。
以上
2012.06.18 Reported by 松下英樹
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