●高木琢也監督(熊本):
「90分間を通して、選手たちはよくバトルしてくれたと思いますし、逆転された状況の中でも、自分たちを見失わずにやるべきことをしっかりやっていった。今までだと少し焦っていいものが出ない傾向にあったんですけど、今日の場合は追いつかなきゃいけない状況のなかでもメンタル的に落ち着いてプレーできたのが非常に良かったなと思います。
前半、久しぶりに出た五領と(齊藤)和樹が2人で点を取ったというのも、彼らにとっても良かったと思いますし、チームにもいいものを与えてくれたなと思っています。その後少し反省するとすれば、点を取った後に若干下がりすぎてしまったということ、やや後ろ向きになってしまったのかなと。あそこでとどめを刺すわけではなくても、やっぱり前に行くべきだったと思いますし、その辺は反省材料があったゲームかなと思います。
今日は途中で入った選手がうまく機能して、勝つ事はできなかったですけど同点に追いついた。そこには、今日スタジアムに来てくださったサポーターの方々や応援してくださった皆さんの力がかなりあると思いますし、そういった意味で勝てなかったのは非常に残念ですけれど、選手たちは本当によく頑張ってくれたなと思ってます。
自分たちのやっていることに対してもっともっと自信を深めていって、自信を持って今後のゲームに臨んで欲しいと思います。その一方で、今日21本のシュートを打ってなかなか決められなかったという反省はあるので、いっぺんには問題解消はできないですけど、こういうゲームをやっていけば間違いなく点は取れると思いますし、そのあたりの自信を深めてやっていって欲しいと思います」
Q:市村選手と点にも絡んだ矢野選手に何を期待して入れたのかということを教えてください。
「イチ(市村)に対してはやっぱりモビリティで、すごくスピードがあるというわけではないんですけど、前に行く意識の高さと思い切りのいいプレーをするのが彼の良さだと思うので。後半の指示で言うと、1点取った後に相手が自陣に戻ってディフェンスするのに合わせてしまったなと。取った後に相手がそんなに前からこないからボールをつないでというリズムの中で、我々の方がリズムを崩してしまったという反省があったので、後半はボールをつなぐよりも、できるだけ前に早く攻めようという指示を出しました。後半に入ってからそういうプレーが続いていたので、そこにもう1枚、元気なイチを入れることによって勢いが大きくなるかなと。そこはよく理解してくれて彼の良さが出たし、彼の良さがチームの良さにもつながっていったと思います。
(矢野)大輔に関しては、コーナーキックが非常にあったので高さを使いたいということ。早い時間で使うのは難しかったのであの時間帯になってしまいましたけど、後ろに置くよりも前に置いて、足元も上手い選手なので、それが2点目につながったのもあるし、その辺を期待しました」
Q:五領選手と齊藤選手がチームにもいいものを与えたとおっしゃいましたが、具体的には?
「今日のゲームだけで言えば、勢いと言うか、いい入りの中で得点ができたということで、結果として前半は逆転されましたが、彼らがああいうシーンを作ったということで、2人がすんなりゲームに入れた。久しぶりに先発したのでメンタル的なコンディションとか緊張感もあったと思いますが、あのプレーでそれが消えてしまって、彼ら本来の良さが出ていったのかなと。
チームとしては、ミーティングでも話したんですけど、齊藤も五領も、コンディションやパフォーマンスがすごく良かったわけではなかったですけど、そういう点では他の控えの選手やメンバーに入っていない選手にもいい影響を与えてくれたと思っています」
Q:矢野選手が入ってから最終ラインが4枚になっているようにも見えましたが、どういう狙いだったんでしょうか?
「相手が1トップだということで、そこに対して後ろ3枚は必要なかったし、我々の方が点を取りにいかなきゃいけない状況だったので、(根占)真伍をアンカーに置くことでトップ下も抑えられるし、前で人数もかけることができたので、あとはセカンドラインから出て行くことが今日の場合は効果的かなと思ったので武富を中盤にしました。あとは長いボールが入って来た時に、こぼれを拾う選手がたくさんいるということですね。勝負に出なきゃいけない状況だし、相手の前線がそういう状況だったので、そうすることによって人数を前にかけられるなというのはありました」
Q:前半戦の総括をお願いします。
「勝ちきれないゲームが多かったなという印象があります。あとは、3バックをやるなかでも、4バックから3バックに変えた次のゲームは勝ちましたが、それが全てフィットしたかというとそうでもなかったのですが、その辺のフィット感は、ここ何試合かはいいゲームをやっていると思いますし、トレーニングしていること、3バックの部分がだいぶ板について来たのかなと思ってます。
ただ、選手個々が状況に応じてプレーしていかなければいけないですし、選手がプレーの幅を広げることができているのかなという印象ですね」
以上
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