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【J2:第18節 鳥取 vs 東京V】プレビュー:連敗脱出を期す鳥取、首位追撃を目指す東京V。出場停止の穴埋めと、先制点がカギを握る(12.06.09)

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前節で山形に敗れて今季2度目の3連敗を喫し、20位に後退した鳥取と、その山形を勝点差5で追う東京V。鳥取は連敗脱出、東京Vは首位に浮上した山形追撃を目指しての一戦となる。

鳥取は前々節、三浦知良にJ2最年長ゴールを奪われるなど、横浜FCに2−5で大敗したが、前節は山形にも5点を奪われ、1−5で2試合続けての大敗。奪ったボールをミスで簡単に相手に渡してしまうという、開幕以来の課題を露呈し、自らピンチを招いては失点を重ねた。横浜FC戦は立ち上がりに先制し、山形戦も前半は良いリズムで敵陣に攻め込む時間帯があったが、それをゴール、さらに自分たちが主導権を握る展開までつなげることができていない。
東京Vは、DF土屋征夫、MF和田拓也が負傷で戦列を離れていた前々節までは、守備の不安もあってか全体のラインが下がり、攻撃にも影響が及んでいた。しかし、2人が復帰した前節は守備が安定感を取り戻し、攻撃のリズムも好転。先制した後、一度は追い付かれたものの突き放し、大分との上位対決を3―1で制した。2人が戻ったことで、和田とボランチでコンビを組む梶川諒太が持ち味の攻撃センスを存分に発揮できるようになり、サイドMFの西紀寛と飯尾一慶、2トップの阿部拓馬と杉本健勇のコンビも良く、多彩なバリエーションでゴールに迫ることができている。

ポイントはまず、両チームが出場停止選手の穴を、どのように埋めるか。鳥取は右サイドバックの尾崎瑛一郎と、センターバックの水本勝成が、それぞれ前節での退場と警告累積によって出場停止で、ディフェンスラインの2人を欠く。右サイドバックには、尾崎の前に出場していた三浦修がいるが、その三浦は前節、左サイドバックで出場しており、センターバックの人選も含めれば、大幅な変更も考えられる。冒頭に挙げたような大敗続きの現状を考えれば、守備の立て直しは必須で、新しい顔ぶれが、どこまで安定したプレーができるか。
東京Vは、左サイドバックの高橋祥平が警告累積で出場停止。バックアップには中谷勇介がいるが、負傷で前節はベンチにも入っておらず、復帰できたとしても、どこまでコンディションを取り戻せるかは不透明だ。ルーキーの田中貴大の起用や、和田をサイドバックに下げて、小林祐希をボランチで先発させるやり方も考えられ、川勝良一監督の判断が注目される。

どんな試合でも同様とはいえ、先制点の行方も勝敗を大きく左右するだろう。鳥取は今季、先制された試合は9戦全敗で、昨季からの通算も1勝1分31敗と、引き分けに持ち込むことすらできていない。一方の東京Vは、守りを固められると苦しむことが多く、先に失点すると意気消沈してパフォーマンスが落ちるメンタルの弱さも、川勝監督は課題に挙げている。鳥取の吉澤英生監督は「(東京Vは)無失点で抑えていると弱さが出ることは、結果に表れているし、われわれも先制されると良い試合ができていない。まずはゼロに抑えること」をポイントに挙げており、どんな形であれ、まずは無失点でしのぐことを連敗ストップの条件に挙げる。

J2は来週、6月13日の水曜日にも試合が組み込まれており、17日の20節まで、8日で3試合を消化する過密日程。連戦のスタートを良い形で切りたいという思いは共通しているはずで、前述した出場停止の穴埋めも考えると、チームの総合力が問われる一戦ともなりそうだ。
 
以上

2012.06.07 Reported by 石倉利英
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