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【ヤマザキナビスコカップ C大阪 vs 川崎F】プレビュー:若き才能あふれるC大阪と川崎Fが、決勝トーナメント進出を目指して、真っ向勝負で激突!(12.06.06)

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直近のJ1リーグ戦第13節では、ともに勝利し、いい形で6月を迎えることができたC大阪と川崎F。今回は、ヤマザキナビスコカップでの決勝トーナメント進出を目指して、直接対決に臨む。今季2度目の顔合わせとなる両者だが、C大阪が1−0で接戦をものにした約3カ月前の対戦とは、メンバーも、そして試合展開も、大きく変わることになりそうだ。

実際に、等々力で相まみえたJ1第3節と、この前のJ1第13節とで、先発メンバーを見比べてみると、C大阪が3人、川崎Fにいたっては負傷者続出の影響もあって実に8人も、それぞれ入れ替わっている。さらに、このヤマザキナビスコカップでは、2014ブラジルW杯アジア最終予選のために、C大阪は清武弘嗣、キム ジンヒョン、キム ボギョンの3選手、川崎Fは中村憲剛が欠場。そのうえ、C大阪の播戸竜二はJ1第13節での退場処分および、ヤマザキナビスコカップ戦累積警告のために、6日と9日の2試合で出場停止となった。それらを合わせて見ても、C大阪も、川崎Fも、この試合での陣容の様変わりは明白だ。

そのなかで行われる今節、どうしても期待が高まるのは、両者の若き才能たち。J1第13節において、23歳以下の選手たちが、C大阪も、川崎Fも4人ずつピッチに立っていたように、このヤマザキナビスコカップ第5節でも、「ニューヒーロー賞」候補が数多く登場する見込みだ。

扇原貴宏(20歳)、山口螢(21歳)のU-23日本代表ボランチコンビが軸となるC大阪では、公式戦4試合連続先発中の黒木聖仁(22歳)に加え、清武らの不在によって一層注目を集める選手たちの活躍も見逃せない。2日の練習試合ではトップ下の位置に入り、随所に好プレーを披露した丸橋祐介(22歳)は、4日のトレーニングでも好調を継続。「彼の持っている能力をどこで一番引き出せるかを考えていた」というセルジオ ソアレス監督が、今回どのように14番を起用してくるのかは見どころの1つだ。丸橋も「試合に絡むことができれば、結果を残したい」と意欲を燃やしている。

また、先週のハードなトレーニングを経て、日曜日のオフを挟んで、迎えた4日の二部練習では、「有意義な練習ができた」とセルジオ ソアレス監督も言うように、各選手たちが持ち味を発揮。攻撃の活性化が目立ったゲーム形式のなかでは、丸橋とのコンビプレーから柿谷曜一朗(22歳)が豪快なシュートを決めて、気合いみなぎるところを見せれば、一方で、ケガ明けの永井龍(21歳)はいきなり2得点を決め、村田和哉(23歳)、吉野峻光(23歳)、井上翔太(23歳)といったフレッシュな攻撃陣も首脳陣にアピール。先発、ベンチ入りを含めて、熾烈な競争が繰り広げられているだけに、試合当日の顔ぶれも楽しみにしたい。

対する川崎Fにも、期待の若き戦力が揃っている。19歳の大島僚太は、風間八宏新政権下では公式戦6試合連続先発フル出場中。また、同じく19歳の福森晃斗は、J1第13節仙台戦で今季初先発すると決勝点を好アシスト。この高卒2年目コンビが光を放てば、それに負けじと、21歳の登里享平も仙台戦で今季初得点を記録。セットプレーなどで攻撃にも参加するセンターバックの實藤友紀(23歳)は、最終ラインで門番となり、リーグ戦2連勝に貢献している。レナト(23歳)、レネ サントス(20歳)といったブラジル人選手たちも虎視眈々と出番を狙っているだろう。

そして、前回の直接対決時と比べて、川崎Fのサッカーも、風間監督色が日に日に強くなり、様変わりしているだけに、「あのときは参考にならない。監督が代わって、最近勝っているし、手強い相手」(扇原)と、C大阪は川崎Fを警戒。「監督も代わって、(川崎Fは)パスサッカーというものになっていると思うので、僕たちもそういうサッカーをするなかで、展開的にどちらがゲームを支配するかというところだと思う」と山口も言うように、この試合の鍵となるのは、お互いの長所となる攻撃力を発揮できるか、否かという部分になる。しかも、川崎Fは、今節でもし敗れるようなことがあると、予選リーグでの敗退が決まってしまうだけに、アウェイでも勝ちが必要。そうなると、アグレッシブな撃ち合いが予想され、見応えのある攻防戦が期待できそうだ。ピッチが間近のキンチョウスタジアムにて行われる2位C大阪(勝点6)と5位川崎F(同4)の激突は、白熱必至だ。

試合当日のキンチョウスタジアムでは、播戸竜二が「1日社長」としてC大阪の「顔」となり、サポーターのお出迎えやグッズ販売などでスタジアム全体を盛り上げてくれる予定。また、川崎Fの小松塁が、移籍後、古巣に初凱旋するなど、ピッチ内外で見どころ満載の今節。ミッドウィークのナイトゲームとなるが、新たなるヒーロー誕生予感も漂うだけに、この一戦、見逃すわけにはいかない。

以上

2012.06.05 Reported by 前田敏勝
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