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【J2:第17節 草津 vs 福岡】プレビュー:草津温泉で1泊2日のミニキャンプを決行した草津が9試合ぶりの勝利を目指す。福岡の矛を、矛で止めろ!(12.06.02)

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前節7連敗をかろうじてドローで止めた20位草津が、ホームに福岡を迎えて9試合ぶりの勝利を目指す。12位福岡は前々節に6試合ぶりの勝利を収めたものの前節はドローでなかなか波に乗れない。6月最初となる今ゲームは、草津にとっては下位脱出、福岡にとっては中位脱出が懸かる一戦だ。

勝利に飢える草津は今週、急遽、1泊2日のミニキャンプを決行した。前節の松本戦の翌28日に水戸とテストマッチを実施した草津は、29日のオフ後の30日、31日にクラブ発祥の地である草津温泉へ上がり、高原の芝生グラウンドで2日間に渡ってトレーニングを行った。選手たちは温泉街の宿舎に泊まりチームの結束を高めるとともに、澄んだ空気のもと攻撃を中心としたメニューをこなした。

同じ群馬県内ではあるがイレギュラーなスケジュール変更だった。人工芝ではなく芝生での練習を希望したチーム側のリクエストに、クラブ側が迅速に対応。バス移動、宿泊費など経費はかかるが、9試合ぶりの勝利のためには、背に腹はかえられない。松下裕樹は「芝生のグラウンドでアグレッシブな練習ができた。厳しい状況でもこういうミニキャンプをさせてもらったので、この成果を次の福岡戦の結果につなげなければいけない」と、草津温泉での練習を振り返った。

31日の練習では、攻守の課題を突き詰めながら約1時間に渡って福岡戦を想定した実戦練習を繰り返した。勝利から遠ざかる8試合でわずか2点しか奪えていないチームだが、控え選手を含めた攻撃陣のコンデションは上昇、小林竜樹、林勇介、横山翔平、リンコンらがキレのあるパフォーマンスをみせた。副島博志監督は「選手たちが生き生きとしたプレーを見せてくれて有意義なミニキャンプを行うことができた」と手応えを隠さなかった。

草津はあとがない状況だが、正田スタへ乗り込んでくる福岡も厳しい状況を迎えている。今季J2へ降格したチームは「J2優勝、J1復帰」を掲げてリスタートを切ったが、現在12位と中位をさまよいサポーターの期待に応えられていない。7ゴールの坂田大輔、5ゴールの城後寿らタレントは揃っているが(ふたりのゴール数は草津の総ゴール数を上回っている)、まだチームとして戦えていない印象だ。最近10戦は2勝5分3敗だが、攻守の歯車が合えば一気にギアが上がる可能性が高いだけに草津戦をきっかけにしたい。

草津・副島監督は「アビスパは攻撃的なチームだが、うちは守るのではなく攻めることで相手の攻撃を封じたい。最近は先制できていないが、先制して勝ちパターンへつなげたい」と福岡対策を練る。草津対福岡の過去5試合は草津の3勝2敗。5戦すべてが両チーム合わせて3点以上のゴールが生まれる撃ち合いとなっている。今ゲームも撃ち合いを制したチームに勝点3が転がり込むことだろう。草津は、福岡の矛に対して、矛で立ち向かう。

最下位まで勝点4差の20位草津はこれ以上の低迷は許されない。得点不足に苦しむチームだが、前節松本戦では再三にわたり決定機を作るなどゴールは近づいている。初ゴールを狙う小林は「チームは、ゴールまであと少しのところまで来ている。福岡戦は、僕ら選手がもう一歩早く足を出すことが必要。その一歩が勝利へつながる」と話す。草津は、福岡戦で9試合ぶりの勝利を上げて新たな『一歩』を踏み出す。

以上

2012.06.01 Reported by 伊藤寿学
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