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ルヴァン 準々決勝 第1戦
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【J2:第17節 千葉 vs 岐阜】プレビュー:連勝記録更新がかかる千葉はミスの減少とハードワークがポイント。岐阜はサイドの攻防を制しながら鋭いカウンター攻撃で得点したい。(12.06.02)

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5月の5試合を全勝して現在は6連勝(2007年シーズン以来)で2位と、チームの調子とJ2リーグ戦の順位を上げ、今節は連勝記録更新がかかる千葉。一方、岐阜は第13節・岡山戦を1−0(得点者はMF樋口寛規)で勝ったあとは3連敗で最下位と、苦しい状況だ。だが、例えば前節(第16節)では、9試合勝利がなく、その9試合での総得点がわずか1で18位だった熊本が、10試合負けなしで首位に立っていた山形に2−1の逆転勝利を収めたように、試合は終わってみないと分からない。特に、千葉は岐阜戦では先制点がなかなか奪えなかったり、先制直後に失点したりするなど苦戦しがちだ。6連勝しているからといって千葉の選手に気の緩みはないが、アウェイゲームでも失うものがない状態で勝利を目指して必死に戦ってくる岐阜に対して、絶対に受け身にならないことが必要だ。

千葉は、前節では大分との我慢比べのような消耗戦を粘り強く戦い、2−0(得点者はDF山口智、FW藤田祥史)で勝った。攻めてもフィニッシュまで持ちこめない時間帯もあった中で、セットプレーのチャンスを生かして先制できたのは大きかった。今節でも先制点がどちらにいつ入るのかというのは非常に重要だ。千葉は岐阜に先制点を奪われると焦ってしまう可能性がある。岐阜は鋭いカウンター攻撃を狙ってくるだけに、千葉はまず攻撃時の中盤でのミスを減らし、速い攻守の切り替えをより一層意識して臨みたい。

岐阜は第15節・山形戦では前半に先制しながら、後半の相手の変化に対応しきれず、気温の高さも影響しての運動量低下で1−2の逆転負け。0−3で敗れた前節・甲府戦は早い時間の失点が響き、流れがきた時間帯に思うようには得点機が作れなかった。プレーの精度不足や連係ミスでフィニッシュまで持ちこめないことが多かったが、前節で見せたサイドを突く狙いの攻撃は、両サイドバックが高い位置を取る千葉には有効だろう。サイドバックが攻め上がってきたところでボールを奪えれば、サイドのスペースを効果的に使えそうだ。ボランチを務めるMFの服部年宏、李漢宰らとうまく連係して、サイドの攻防を制したい。服部と李は強烈なキック力を持つだけにミドルシュートでの得点にも期待大だ。
一方、守備では、前節の3失点目の場面では集中力と運動量を欠き、甲府の選手をマークしきれていなかった。失点シーン以外でもペナルティエリアに入ってきた相手選手をフリーにさせてしまうことがあっただけに、ボールウォッチャーにならずに守りたい。

今季は新加入選手が多かったこともあり、シーズン序盤は個の力での得点が目立った千葉だが、例えば第15節・熊本戦のMF伊藤大介の得点シーンのように連動性の高い攻撃で得点できるようになってきた。だが、前節では大分の好守に加え、特に前半は自分たちのミスもあって苦戦。千葉が目指す攻撃サッカーの体現には、選手個々のプレーと連係面でのミスの減少、そしてハードワークが必要不可欠だ。そして、いい攻撃はいい守備があってこそできる。連勝記録更新は自分たちがやるべきことをできるかどうかにかかっている。

以上

2012.06.01 Reported by 赤沼圭子
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