●松田浩監督(栃木):
「1点リードというアドバンテージを持ってのスタートだったんですけれども、そのリードを保ったまま、そして広げられたっていうのは最高の形になりました。一番良いシナリオになりましたけども、まあしっかり勝ち切ったということが、とにかくいまはホっとしているというか、うれしいですね。選手は規律正しく、やるべきこととかやろうとすることを、きちんと任務を遂行してくれたんじゃないかなと思います。以上です」
Q:選手たちは落ち着いてやっていたが、練習のなかで想定できたことが大きかったか。
「まあそう…そういうリハーサルというかシミュレーションというか。そういうことをやっといたということは、当然やっていないよりは落ち着いた形になると思うんですけれども。ただ、一番大事なのは、この前草津戦のときに2−0の試合で、2−1に追いつかれて。2点差のゲームというのは難しいとか言うけれどもそれは何故かと言うと、2−0になった時点で勝った気になっているので、1点追いつかれたりすると、『あれ?もう勝った気になってたんだけど?』っていうので勝てない。勝点3が獲れないというところが、あまりにも落差が大きいので、パニックになってしまうというか平常心じゃなくなってしまうということになると思うんです。今日もその69分からで1−0で勝っているということで、勝った気になってると、やっぱりものすごくその1点を守りきりたいだとか、余計な力が入ってしまうというか、平常心でなくなる可能性がある。まあ実際に平常心ではなかったとは思いますけど、それをどれだけ抑えられるかというか…パニックになるのを。その分を上手くコントロールしてくれた結果じゃないかな。だからあと20分残ってて、普通のゲームだったら1−0で勝ったと思う人はいないと思うんですね。でも何となくこう、再開試合っていうふうに構えて、1−0でもうあと20分しかないと。そういうことになると、何か勝たないとものすごく惜しいというか。まさしく2−0のゲームと一緒なんだけど、そういう気持ちになることが一番良くないということですよね。だから、そういう部分を上手く持ってプレーしてくれたと思う。だから、変にビクビクする、ナーバスになることもないし、『正しいと思うことを、つなげるときはつなげばいいし』という当たり前のことをただ当たり前にやるという状況でやってくれたことが、まずは相手の古賀が上がってきてパワープレーなんてのも想定はしましたけど、そういうシミュレーショントレーニングをやった以上に、その部分のメンタルをコントロールできたことが一番大事だったんじゃないかなと思います」
Q:GK武田が負傷ということで控えのGKがいなかったが、特別な気持ちはあったか。
「そうですね。結局、控えにGKがいないということは、彼、柴崎に何かあったときに、フィールドプレーヤーがやらなきゃいけないわけで、それはやっぱり何とか避けたいなとは思うんだけど、そればっかりはわからないですから。また、もう一人のGKも怪我。怪我でなければGKを控えに入れたい気持ちではいたんですけれども…こういうことになりましたね。ですから、いたほうが良かったには良かったですけど、いないわけですから。変に相手チームが…たとえば、控えがいないからって痛めつけにくるわけでもないですから、そのあたりはフェアにやってもらったんで良かったと思います」
Q:残り20分といういつもと違う試合を実際にやってみて、今日はどういうサッカーになったと思うか。
「想定範囲内というか、相手はかなりとにかくハイテンポにくるということですね。もうスローインの(ような)、そういうセットプレーでボールが切れたようなときも、とにかく全てクイックでやってくるし、もう一秒たりとも無駄にしないということですよね。その通りにやってきましたし、通常の20分間、20数分のパワープレー。古賀選手を上げてパワープレーというのは、普通の90分の試合ではちょっと長過ぎると思いますね。みんな疲れてるわけだから、20分も続かないと。ただ、今回の場合はレアケースなんで、続くわけだから。最初からパワープレーもあるだろうなということも考えていました。いずれにしても、ハイテンポのゲームに相手はしてくるということで、それであと20数分なんだけど、体力的に100%みんなが持ってるというところがいつもと違うところ。我々としてはなるべくテンポを下げるとか、上手くゲームを進めて、時計も進めると。そういうことが必要だったわけですけど、それによって心理戦というか、彼らも焦れてくるというかね。でも、一番相手に心理戦で勝ったのはやっぱり2点目だと思いますね。そういう意味では、2点目が一番大きかったわけで、それでずいぶん楽になったと思いますね」
Q:セットプレーで2点目をとりましたが、今回の試合に備えた練習としてセットプレーで追加点というのはイメージしていたのか。
「セットプレーはいつもですね。今日に限ったことじゃないです。いつも狙ってるプレー、得点パターンですけど、今日に限ってじゃないです。今日に限ってを言うと、最初に荒堀選手が抜けていったような、ああいうカウンターアタックですね、しっかり守備を固めて。彼らは3バックにしてくるかということになるわけで、もしくは、4−4−2が2−4−4のような形で前がかりになってきてってことになると、カウンターアタックが決まりやすいわけで。そういう形は何回かあって、それで点をとれたら『まあ予定通りだな』ということだと思いますけど、そこでちょっと点をとれなかったのは……。まあとれるチャンスがあっただけに、ちょっとアレですけど。でも、セットプレーでもうとにかく、どんな形でも1点が一番大きかったわけだから。いつも練習しているセットプレーを上手くそこで使ってくれたということだと思います」
Q:アディショナルタイムになって交代カードを2枚切りました。山形選手ではなく、赤井選手。鈴木修選手ではなく、本橋選手。怪我明けの2人をあそこで使ったのは、単なる時間稼ぎの他に別の意図はあったのか。
「やっぱり高さですね。相手がパワープレーですから、一番ヘディングの強い2人ということですね。ベンチの中で」
以上
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