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【AFCチャンピオンズリーグ2012 浦項 vs G大阪】レポート:アウェイ3連敗を喫したガンバ大阪の、グループステージ敗退が決定。(12.05.02)

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「もし出場となれば、いつも通りのパフォーマンスを心掛けたい。チームにとって勝ちが必要な試合ですから、勝ちに拘るゲームにしたい。そのためには点を獲らなくちゃいけないし、失点も許されない。そのことを頭において僕自身も勝ちに繋がるようなプレーをしたいと思う。」
前日練習を終えてそう話していたのは、GK木村敦志。その言葉通り、この日、2010年3月31日以来、4度目の公式戦の舞台に立った“浪速のブッフォン”は、その気迫をパフォーマンスで示した。開始からわずか7分、相手のFWデレク アサモアが放った至近距離からのシュートに身体を張ると、28分、浦項に与えたPKのチャンスにも、キッカーMFゾラン レンドゥリッチの強烈なシュートを足ではじき出した。

プロ10年目、Jリーグには未だ出場したこともないとはいえ黙々と自己鍛錬に励んで来たGK木村の気迫に後押しされ、波に乗るかと思われたG大阪だったが、前半からなかなか攻撃がペースアップしていかない。ボールを保持していても、なんとなくボールをまわしているだけで前線に鋭く切れ込んでいくような展開は作れず、放ったシュートはいずれもエリアの外から狙ったものばかり。しかもその数、わずかに2本。この数字が前半のG大阪の攻めあぐねる姿を示していたと言えるだろう。加えて、前半のアディショナルタイムにはスローインの展開から、FWパクソンホのシュートを一度はGK木村がはじき出したものの、こぼれ球につめたFWキム ジンリョンに決められ先制点を許してしまう。しかもこのプレーでDF加地亮が足を痛めて途中交代に。G大阪にとってはアウェイの地で“重い”1点を背負って後半を戦わざるを得なくなってしまった。
「前半を0−0で終わっていたら問題なかったと思うんですが、最後、獲られたことで後半は前がかりにならざるをえなくなった。前半最後の失点は余計だった(MF遠藤保仁)」
後半、負傷したDF加地に代わって右サイドバックにはDF丹羽大輝を投入。その丹羽がいきなり見せ場を作り、開始早々の1分には、右サイドから絶妙のグラウンダーのクロスを前線へ。ニアサイドに詰めたMF遠藤があわせるが、これはゴールの右へ。更に58分にはカウンターで抜け出したFW佐藤晃大がGKと1対1の場面を迎えるも、GKを交わしてふわりと放ったシュートは左ポストにあたり、チャンスをふいにしてしまう。逆に守っては、前がかりになった状況もあり、ボールを失った瞬間に相手のスピードのあるカウンターにさらせれる、というシーンも。それでも再三にわたり好セーブをみせていたGK木村の活躍もあって、なんとか耐え続けていたが、76分、前線で強さ、速さを示し続けていたFWデレク アサモアに個人技でこじ開けられ点差を広げられてしまう。

その後もなんとかゴールをこじあけようと攻撃の姿勢を強めたG大阪だったが、2点のリードを奪ったことでより守備意識を高めた浦項の守備をこじあけるには、攻撃の迫力が乏しく。前半から見られた攻撃における手詰まり感は最後まで拭いきれないまま、また、GK木村や今季初出場となったFW星原健太らの存在も勢いに繋げきれずに、0−2で試合終了。今節の結果を受け、最終戦を待たずしてガンバ大阪のグループステージ最下位が決定。5年連続のグループステージ突破は叶わなかった。

以上

2012.05.03 Reported by 高村美砂
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