4月25日に行われたチームトレーニングは、今後のナイトゲームを想定しての夕方スタート。なおかつ非公開ということもあり、自宅でのんびりしようと思っていたのですが、こんな大ニュースが飛び込んできては、これはもう行くしかないと思い立ち、練習の行われている松本市内某所に飛びました。
上述の通りこの日は非公開練習でしたが、練習後の囲み取材などは通常通り行われます。そして、その時間を見計らうように県内メディアが集まって来ます。無理もありません。
『弦巻健人選手、大竹七未さん(元サッカー女子日本代表)と婚約を発表!』
大ニュースであり、本人から一言いただきたいと思うのは当然です。ちょうどこの日はなでしこジャパンのロンドン五輪の組み合わせ抽選が行われたこともあり、解説役の大竹さんは朝から昼過ぎまでテレビの情報番組への生出演で出ずっぱり。まさしく絶好のタイミング。その都度、番組出演陣から冷やかされていました。そして、もう一方の当事者である弦巻選手。その表情はいつもの通り穏やかそのものでしたが、言葉の端々から内に秘める決意を感じました。
日テレベレーザでプレーしていた大竹さんとは以前から面識があったとのことですが、交際が始まった3年ほど前。「(交際当初から)結婚を意識していた」弦巻選手。東京V時代に出場機会に恵まれず、当時JFL所属だった松本からオファーが届いた時にも相談をしたそうです。「サッカー選手は試合に出たほうが良い」と背中を押してくれた大竹さんと遠距離で愛を育みながら、3月にプロポーズ。入籍は弦巻選手の25回目の誕生日となる6月29日に予定されています。
大竹さんの御家族に報告をするにあたり、三浦淳寛(元日本代表)・大竹夕魅夫妻にもアドバイスをもらうなど、既に関係は良好。「子供は早く欲しい」とも。
始終笑みを浮かべていた取材中、ふと表情を改める瞬間がありました。「男として稼がなければいけない。自分にはサッカーしかないので、『頑張らなきゃ』という力になる」――。開幕から2シャドーの一角として試合に出続けている弦巻選手。「今年結婚することは決めていた」との言葉からも、今シーズンに賭けている想いをひしひしと感じます。「良い報告をしたので、ここから新たな出発。まずは3連勝を目指したい」と視線は先を見据えていました。
本当におめでとうございます。
以上
2012.04.27 Reported by 多岐太宿