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【ヤマザキナビスコカップ 浦和 vs C大阪】プレビュー:若手に経験を積ませてチームの総合力を高めようとする浦和。C大阪はメンバーを変えてくるか(12.04.18)

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「今のチームは方向性がはっきりしているし、誰が出ても同じサッカーができると思う」(柏木陽介)
浦和はヤマザキナビスコカップ第3節でC大阪をホームに迎えるが、ミハイロ・ペトロヴィッチ監督の目指すサッカーがチーム全体に浸透しているかどうかを改めて確認する絶好の機会になりそうだ。

ヤマザキナビスコカップの過去2戦、指揮官はリーグ戦であまり出場機会に恵まれない選手に積極的にチャンスを与えてきた。リーグ戦5試合を終えたため、今後はいわゆる「ベストメンバー規定」のなかで戦う必要があるが、水曜日の一戦ではルールの範囲内でターンオーバー制を敷くと見られる。
ペトロヴィッチ監督は試合前々日の16日のトレーニングで神戸戦スタメン組に完全オフを与え、控え組のみで練習を行った。また、神戸戦後には「五輪代表に何人選ばれるかわからないが、選手が抜けることを計算して若い選手をリーグ戦でも起用できる準備をしていきたい。可能であれば何人かの若い選手を起用していきたい」と語っていたことを考えても、C大阪戦では若手に出番が回ってくる可能性が高い。

待ちに待ったチャンス到来のムードに選手たちのモチベーションも高い。「ヤマザキナビスコカップはチャンスだと思うし、今出ている選手よりもいいプレーをして、また最初から出場できるようになりたい」。3月17日の柏戦を最後にリーグ戦のスタメンから遠ざかっている原口元気はポジション奪回に意欲を燃やす。
選手たちは指揮官の求めるプレーで結果も残せば、リーグ戦への可能性も広がると考えている。ヤマザキナビスコカップ前節の磐田戦でゴールを決めた小島秀仁は「ジュビロ戦で点を取ったことが、その後のリーグ戦出場のきっかけになったと思う。アピールし続ければチャンスはもらえるので水曜日の試合は自分にとって大事な試合になる」と気合い十分だ。
磐田戦は惜しくも3ー4と競り負けたが、これまで取り組んできたサッカーの形は出ていた。「ジュビロ戦で結果は出なかったけど、やりたいことは多く出せた。怖がらずにできているから、それを続けていきたい」と小島も話す。誰が出場しても今季のスタイルを表現できるというところをC大阪戦でも示したい。

対するC大阪はセルジオ・ソアレス監督が指揮を執るようになったことで守備に安定感が出ている。昨年までは茂庭照幸や仙台に移籍した上本大海を中心に、個の強さで跳ね返すイメージが強かったが、今年は組織で守ろうという意識が感じ取れる。
プレスのかけ方を見ると、チームで連動して追い込もうとしていることが窺える。1人がプレッシャーをかける際に首を振って、次のパスコースにしっかりと味方がプレスを掛けに行っているか確認するシーンが見られ、後方の味方が相手選手を指さして周囲に注意を促す場面もよく見られる。チェック&カバーのバランス、サイドを攻められた際のスライド、複数で囲む時の連動性を見ても、守備が組織的に行われていることがわかる。
それでいてC大阪の特徴である流動性の高い攻撃も保たれている。攻撃陣が状況に応じてポジションを変える仕掛けは変わっておらず、清武弘嗣、キムボギョンらが存在感を示して攻撃にアクセントをつけている。ただ、リーグ戦では6試合で7得点と今のところ自慢の攻撃力は爆発しておらず、新加入のブランキーニョ、ケンペスがまだフィットし切れていないようだ。

この一戦では、C大阪がどういったメンバーを組んでくるのか気になるところだ。メンバーを入れ替えてヤマザキナビスコカップを戦っている浦和とは対照的に、C大阪は前節にほぼ主力の顔ぶれで臨んでいた。「チームとして完成度を上げていくためにも、この時期に1試合でも多く同じメンバーで試合を重ねていきたかった」とソアレス監督はその意図を明かしたが、浦和戦にも同じ考えで挑むのか、それともチームの底上げを図る機会とするのか。指揮官の決断に注目が集まる。

以上

2012.04.17 Reported by 神谷正明
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