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【AFCチャンピオンズリーグ2012 G大阪 vs ブニョドコル】プレビュー:グループステージ突破の望みを繋げるために、最低でも勝点3を。(12.04.02)

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日本のJ1クラブでは最多のACL出場回数を誇り、近年ではグループステージ突破を当然視されてきたガンバ大阪が近年まれに見る窮地に立たされた状況でACLグループステージ第3戦を迎える。ここまでのACLにおけるG大阪の戦績は2戦2敗。ホームの浦項スティーラーズ戦での0−3に続き、アウェイでのアデレードユナイテッド戦でも0-2と、一つもゴールを奪えないまま完封負けを喫し、グループEでは唯一、勝点を奪えずに4位と出遅れている。もちろん、今節を含めて残り4試合、戦いが残されていることから、グループステージ突破の扉は完全に閉ざされた訳ではないが、残り試合に可能性を繋げるために今節で、最低でも勝点3が求められるのは言うまでもないだろう。
 
今季初の公式戦白星に向けて、チームの士気は高まっている。
「ボールは保持できていたし、選手の距離感が非常に近くなった中でパス交換をしながら、時に長いボールを入れたり、ということもできていた」
先日のアルビレックス新潟戦後、松波正信が手応えを語ったように、実際、新潟戦はボール保持率を高めた中でパスを繋いで攻撃を作るなど、ガンバらしい攻撃も多くみられた。ただ、一方で『ゴール』の可能性を強く感じたかと言えば、そうではなかったというのが正直なところ。FWラフィーニャの不調も相変わらず深刻だし、パスは繋がっても横に、横にとボールが動くだけで、相手のDFラインを揺さぶるような縦に鋭い攻撃展開はさほど見られず、ボックス内に鋭く切り込んで行くシーンも殆どなかったことから、シュート数も前後半合わせてわずかに8本にとどまった。その部分をいかに改善するか。今節はケガで戦列を離れていたFWパウリーニョの復帰が濃厚だが、彼を含めて今季のG大阪には“個”で打開できる強力なFWがいないと考えても、いかに組織として的を揺さぶり、ゴールをこじあけるかを考える必要があるだろう。
「アタッキングサードに入るパスのタイミングや質、あるいはサイドから入れて、そのあとどう崩すかということをしっかり修正できればゴールチャンスは増えると思う(松波正信監督)」
「ボールは保持して、動かせるようになってきているので、あとはもう少し高い位置でボールをまわせれば理想だし、その中で前線の選手の動き出しのタイミングやコンビネーションをより合わせていきたいと思う(遠藤保仁選手)」
「ボールは保持できるようになっている中で、残り3分の1のエリアでの迫力、工夫がまだ足りない。ボール回しは明らかによくなっている中で、もっと積極的に2列目が前に飛びだしたり、2トップが連携の中で崩したりということを増やしていかなくちゃいけない。中盤からのパスも出しっぱなしになるのではなく、そこでもっと前線が連動していくことができればもっと多くのチャンスを見出せる。そのへんをチームとして意識してプレーしたい(MF武井択也)」

ただ、戦いは決して簡単ではなさそうだ。対するブニョドコルはクラブ創設7年目という歴史の浅いチームだが着実に力をつけている。事実、昨年の国内リーグではカシモフ監督のもと圧倒的な強さを示して4連覇を達成。また、4年連続4回目の出場となるACLでも4回続けてグループステージ突破を果たしており、その自信をもとに密かにアジアチャンピオンの座を狙っている。今季のACLでは現在1勝1敗という成績からも、グループリーグ突破のために勝点を積み上げたいのは当然で、前日会見でカシモフ監督は「引き分けは一切考えず、勝ちに行く試合にしたい」と豊富を語っている。その言葉からも、アウェイ戦といえども決して引き分け狙いの、守備重視のサッカーをしてくることはないだろう。ホーム側のG大阪としてはその相手の勢いを受けてたつことのないよう、しっかりと試合の主導権を握りながら勝点3を獲りにいきたい。

以上

2012.04.02 Reported by 高村美砂
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