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【J2:第6節 徳島 vs 岡山】小林伸二監督(徳島)記者会見コメント(12.04.01)

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●小林伸二監督(徳島):

「結果的にはこういうふうになりましたが、前回のゲームから今日のプレスのかけ方だったりスライドの仕方だったりについては、正直言って45分は満足しています。前半それで点が取れたというのもそうなんですね。ただハーフタイムに、ボールに行けているのだけれど、ボールに行くという判断がなかったらかわされるしファールが多くなるので、そこの判断はきちっとしようと言いました。案の定、そういうことが出てしまったということと、もうひとつは点を取られた後に、まだ1-1なのに、そういう強さというのが少し足りなかったです。取れるとか取れないという判断、プレスをかけて次の人が取るというのではなく、上手く出来ているものですから全部直線的で、自分が取れるとか自分が何かが出来るという形になってしまったというのが少し残念だなと思います。
前半も少し、状況判断がなく自分のやりたいことが先行している場面が幾つかありましたが、後半についてもランダムに打ち込んで来られたボールを受けて、こちらがトップにボールを入れると躊躇なく仕掛けてしまう。ちょっと仕掛けてキープして、上がりを待って少し前線でためができると、相手の選手が戻ってこなければ厚い攻撃ができるのですが、打ち合ってしまったということです。ベンチサイドからキープしろと言うのですが、勝気でゴール、ゴールとなってしまったものですから、なかなかそういうところがあったんだなと。結果的にこういうゲームになってしまいましたが、上手くいっているのがこういう形になってしまうことはよくあるケースなんですね。まだやっぱり残念ながらチームになっていないというか、そういうふうな局面になっても我慢して戦い続けるというのが、やはり向こうの仕掛けに乗ってしまうというか、結局終わるとイエローカードが出ているのもそうなんですけど、イエローカードを1枚もらっているというのは次に無謀なことをすると退場になるということは個人がゲームの中で判断するべきことなんですね。今日のゲームは2人が退場しました。それでは勝てないですね。次の試合への影響もあるし、そういうことを考えながらゲームをやっているのかということになると、ちょっと厳しいです、正直言って。
リードしている終盤にサイドでキープするのは私たちもそうです。そこを我慢して、どうにか時間をかけてボールを取らなくちゃいけない。ファールするとそこからFKが始まる。いやらしいプレーかもしれないけど、それは我慢してやる。先ほども言ったようにきちっとアプローチ出来ている。でも判断しないと、行きっぱなしだとファールになるよと。行くんだけど我慢する。行ってそのままガチャンとやるのは楽、行って外されたらタックルして止めました、タックルして抜かれましたは楽です。でも、行って外されるともう一回付いていく。付いて次のところで誰かに取ってもらう、そういうところは申し訳ないけどまだ甘い。ですから行くか行かないかや、失敗すると後ろでブレーキングしてしまう。じゃあ行かすと、まだまだそういう勝気なところが出てファールをやってしまう。ですから段階的には、行かせたというところではプレスがかかって成功した45分だと思います。ただ、私たちはそれをまだ90分続けることと、そういうことによってまだ勝点を取れるチームではないということになると思います。最終的にはそういうことになると思います。しかし、前回の千葉のゲームに比べるとボール際にプレスはかかっているし、ボールサイドもきちっとやれていたことは素晴らしく良かったと思っています。ですからそこをどんな状態でもやっていく。もう一枚球際が上手いチームになると、行き過ぎるとかわされるという現象も生まれてくるわけで、そういうところも含めて次の東京V戦は楽しみだなという気持ちも正直ありましたが、退場が出てしまったので残念に思います。最終的には荒いゲームになってしまったなという感じがして、もう少し、向こうが蹴ってきたのを拾って、クリアかきちっとつないでボールを運ぶというのができなかった、もったいない後半になりました。
半分ずつ、良いのと悪いのとが出たゲームになってしまったなと思っています」

Q:岡山の石原選手投入に合わせてサイドバックに西嶋選手を起用。それを含めて、それぞれの交代についてお聞きしたいが?
「そうですね、活性化というか、蹴り込んでくるという思いが強くて。要は相手の右サイドを起点にクロスが上がると服部が狙っているというのがあったので、そこをまずサイドハーフのところでいくと衛藤か宮崎ですけど、花井がすごくボールが収まるのでそこを前に出して、西嶋は右もできるのでまず落ち着けたというのがひとつ。結果としてはちょっと、残念ながらコーナーキックのところでマークを外したりしましたけど。あと2トップがボールを収められずに全部前がかりになってしまう、直線的というか。キムもちょっと収まらなかったので、キムを代える前に津田と衛藤を代えた、衛藤が再三右サイドでチャンスを作っていましたのでこれは上手くいったなと思います。それと1-1になってから岡山が押せ押せで来たので、キムに代えてジオゴを入れて、キープさせて後ろから飛び出すとチャンスになるなと思いました。1点目は右サイドを破られてCKからですけど、2点目はファーストディフェンダーの福元が裏に走られて、大久保がそれを1対1で対応した。ペナルティーエリアの中ですから、あそこで振り向かれてシュートを打たれるとなると、スクリーンのところでボールが上手く見えていない、体のアクションについていってしまったのだなと。少しボールを見ると、あそこでターンをしてあの振りで蹴るということになると、かなりの時間があるわけですね。でもかなり動いてしまったということになると、ボールを見るのではなく体のフェイントについていってしまったということだと思います。そこが離れると、そうさせながらタックルできますけれど、引っ付いた状態ですっと離れてボールを見るということになると、ずいぶん大久保もやれていましたけれど、それを90分間、ペナルティーの中でも冷静にスクリーンからキープしたあとパスなのか、ターンしてシュートを打つのかをボールを見ながら判断するということになると、すごくいいプレーをしていたのですが最後はもったいなかったなという感じがします。ですからいっぺんに変わればそれが当たり前になるし、だいぶいいところがあったり、45分間はボールにプレッシャーもかかって積極的にいく部分でもすごく良くて、そのひとつに大久保は判断よく絡んでいて、でも最後にちょっとやられてしまった。それが90分やれるようになったり、チームとして今日の前半を、より行けているのだけど冷静にプレーする。自分達がリードしているのだから冷静にコントロールしていく。そしてチャンスをものにする。ただ、守ったあとにカウンターっていう意識が前の選手にすごく強くて、もう少し前が収まると2番手の中盤がかかわっていくんですけど、一人でやってしまってるので打ち合いみたいになってしまってもったいないと思います。そういうので過去に点を取れていたのだと思うんですが、ついつい行ってしまう。でもその場面と、今日であればボールを回すことができるのだから、それをやるともっと相手が引いてしまうのに、トップとサイドに入ると全部直線的になってしまう。それでは後ろが付いていけないですよね。そして拾って風上から蹴り込まれるという。いいところと悪いところを上手く、こう何というかそれを90分やると勝つんだよということにつなげられると思うので、まだ半分しかできなかったということで進めていきたい。メンバーについては悪くないなと思ったんですけど、右サイドをやられてしまったのでちょっと残念だなと。2点目を取られた時もクリアかパスかはっきりしなかったんですよね。あれをもう少しシンプルに前に蹴っていればもうちょっと違ったのでしょうけど、その辺に浮かして流したものですから拾われてトップに付けられたという形になりました。その辺の修正はどうだったのかなと思いますけど、選んだのはそういう理由があって、3人の選手を代えました」

Q:ボールの収まらない状況の下、もう少し早い時間でジオゴの投入もあったと思うが、キム ジョンミン選手を引っ張った理由は?
「活動的に全員が動いているので、ジオゴにはその部分で少し物足りないところがあります。ですから思い切って代えられないというのが現状です。もう少しキムを引っ張ったほうが機能的だと。それは攻撃だけじゃなくて守備の面でも機能してくれているので、その点からも、ちょっとボールが収まらないからすぐ代えるというふうには思い付けなかった。前から守備が出来ないともっと押し込まれてしまう可能性もあるので、引っ張れるところまで引っ張ってというふうに思いました」

Q:前半に比べて後半は頻繁にサイドチェンジを許してしまったが?
「前半はそんなに動かなかったのですが、後半は前に入ったときにフリーだから行ってしまうんですよね。ちょっと収めて、後ろのサポートから脇に入れると、結局今回の狙いってクロスからの得点というのは、かなりFKとかもチャンスになっているのを、直線的だったら守備が厚いからというんだけど、やっぱりゴールが見えると行ってしまうんですよね。中でキープして広げろと言うんですが、まっすぐ行ってしまうという感じなんですよ。それを時には時間作って後ろに付けたり横に付けたりしない限りは厚い攻撃にはなりませんよね。見えたらまっすぐ行く、でも取られたまたらみんな守備をしなくちゃいけない。岡山が入れたボールを取ってうちが前に入れると、守備が少ないものだからついつい行けるんじゃないかと思ってしまう。もっとゆっくりすると、チームのメンバーが上がってくるともっと行けるんですよね。ちょっとキープして後方から飛び出す人間が多ければもっと可能性がある。そこがちょっとできなかったということです。結局時間を作れないので、幅広い攻撃にはならないということですよね。一番前に入ったボールで少し時間を作って後方の動きに合わせてボールが動くと、広がりのある攻撃になります。そこの使い方が上手くいかなかったからだと思います。ということは、前にかかっているわけですから人数が少ないですよね。行ければいいんですけど、敵も帰らなくていいじゃないですか。ボールを回すと帰らなくちゃいけないじゃないですか。ですからこういう打ち合いになってしまう。ひとつ間違えると、決定的な力を持っている選手がいると2、3点入ってますよ。そこはできない。でもできると思ってチャレンジしている。もう少しキレたり状況が見えると、多分2、3点入りますよね。そこのところを少し納めて、ボールを回すと相手が前にかかっている、2バックに対して帰っていかなければいけない人数が増えていきますよね。帰らなければ私たちの枚数が増えますから、よりチャンスの可能性が増えてきますよね。そこはもったいなかったなぁ、いけると思ったというところで、その分直線的になりますから広がる攻撃ができなかったということが言えると思います」

Q:これで4戦勝ちなしとなった。次の東京V戦ではどのように戦うか?
「前節のゲームに比べると、前半を見るとすごく良かったですね。東京Vは今日のチームと違うのはやはり球際が上手いということ、でも力強さという点でいくとどうなんだろうというのは、岡山のほうが組織的にしっかりしているところがあると思います。シンプルに付けて走ったりというところ。前半やれているようなことをベースにチームを作っていきたいと思っています。それは、前回の課題を見つけてそれにチャレンジしてくれた結果というのがあるんですよね。勝負の結果として出ていないだけで、そのくらいのところで意識が高くなってきているんで、そこを奪えたり、しっかりボールを回す、しっかりキープするという部分があると、もう少しサッカーが変わると思っています。ですからそういうところは引き続き続けていこうと。結果としてそういうふうになっていますけど、前回の負けと今回の負けはちょっと違う。特に前半はすごく良くて、後半終わってみるとすごく悪くて、ましてや退場も出ているといえばすごく悪いことですけど、これが後々残っていけば、選手も個人じゃなくてチームでやってるんだよって。いろんなチームから集まっているのでまだ自分を表現しようというのが強いんですよね。ボールは1個しかないので、それを回しながら自分の特徴を活かしていくというところまではまだなっていないと思います。残念ながら。今日の前半を見ても自分のやりたいことが先行している。それはひょっとしたら判断が不足しているのかもしれないし、意識が高いからそういうふうになっているのかもしれない。でもずいぶんと変わってきているところは認めてやりたい。ボールには行けている、プレスでボールを奪えているので、そこは前回の負けとは違ってきているし大事に作っていきたいと思っています。ただ今回の岡山と違って東京Vがどんな戦いをするのかもありますけど、プレスもかかっているし奪えているということからも、選手には厳しいことを言ってきましたが、特に前半については合格点をやりたいなと。いいサッカーをやってくれたというのはすごくあるので、それを続けていくんだということですよね。やり続けるんだけど、時には前の選手も新幹線みたいに一か八かのプレーだけじゃなくてしっかりキープして、後方のサポートを待って厚い攻撃をするということもしないと、こんな現象になる。前の選手は前へ行けばいいんだけど、後ろの選手は前に行って帰らなくちゃいけないですからね。その辺のところもわかってやっていかないと。それがチームだったり、どこで自分の力を発揮するかということにもつながっていくと思うんですよね。もうひとつ個人のレベルが上がればチームのレベルも上がるので、めげずにこの局面を逃げずにチャレンジしていきたいと。選手にも話をしましたが、悪いのは自分自身だよと、自分をちゃんと見つめろ。私自身もそうです。もう一回、人じゃなくて自分が、今日何をやれたかをもう一回見て、明日の練習試合だったり次節の東京V戦にチャレンジしていけばいいと思います。
今日のゲーム、最高ではないですけど、開幕から2連勝したときの勝ち方とは違って、プレスがかかった状態だったと思います。もっといいのはボールサイドにスライドするというのがスムーズだったと思います。全然違うことができていました。すごくいいところが見えたし、勝つ気で動いてくれたところがあるので、そこは大事にしたいなと思っています」

以上
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